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授業科目名
指導教員
知能情報システム設計特論第2
小澤 賢司/森澤 正之/服部 元信/木下 雄一朗
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
414540 A 2 (未登録) 1 後期 V
[概要と目標]
今日の計算機の演算速度の向上は目覚しく,我々人間が一生かかっても解けないような計算を瞬時に行うことが可能である一方,感性に関する情報処理や、物体や人物の認識といった処理など人間が得意とする情報処理は十分ではない。本科目では,このような感性情報処理等に関して必要な知識として,感性情報処理過程を解明するために必要な解析・分析の手法の習得,感性情報機器の入力デバイスであるセンサへの理解,脳の情報処理方式を模倣した計算モデルへの理解,人間が行う感性評価をモデル化する手法への理解を目的として解説を行う.
[到達目標]
1.官能評価手法の基礎を習得する。<BR>2.味覚センサの基礎を習得する。<BR>3.神経回路網モデルによる情報処理の基礎を習得する。<BR>4.人間が行う感性的な評価をモデル化する基礎的手法を習得する。
[専攻の目標と講義の目標との関連性]
本分野の人材養成目的は,心理・精神・行動学の知見をもとに,人間の認知情報処理のモデル化,それに適合するマルチメディアシステムの設計・開発・評価法の研究開発に従事する研究者・技術者を育成することである.本科目ではこのような研究者・技術者に必要な知識並びに技術として,心理学的な知見を基礎として人間の感覚量を定量的に測定・分析する手法,感性センシングデバイス関する知識,神経科学や心理学等の知見に基づいた脳の情報処理のモデル化手法について教授する.
[必要知識・準備]
代数学・解析学・統計学・物理学の基礎的事項
[評価基準]
No評価項目割合評価の観点
1小テスト/レポート 100  %講義内容関するレポートで評価する。 
[教科書]
(未登録)
[参考書]
  1. 官能評価の基礎と応用, 日本規格協会, ISBN:4542503275
[講義項目]
[官能評価手法](担当 小澤賢司)<BR>1. 官能評価の考え方<BR>2. 多変量解析手法<BR>3. AHP・ラフ集合<BR>4. 評価:総括・まとめ1<BR><BR>[感性センシング](担当 森澤正之)<BR>5. 膜電位型味覚センサ<BR>6. 光検出型味覚センサ<BR>7. においセンサ<BR>8. 評価:総括・まとめ2<BR><BR>[脳の計算モデル](担当 服部元信)<BR>9.生体の神経細胞,神経回路網<BR>10.神経細胞モデルと神経回路網モデル<BR>11.神経回路網モデルによる情報処理<BR>12.評価:総括・まとめ3<BR><BR>[感性評価モデル](担当 木下雄一朗)<BR>13.数量化理論によるモデル<BR>14.ファジィ推論よるモデル<BR>15.評価:総括・まとめ4