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授業科目名
ユニバーサルデザイン学特論
担当教員
村松 俊夫/菅沼 研一/井坂健一郎
時間割番号
単位数
履修年次
期別
413110 B 2 1,2 後期
[学習目標]
ユニバーサルデザイン(村松)<BR>“すべての人が人生のある時点で何らかの障害をもつ”ということを発想の起点としている点で、ユニバーサルデザインはバリアフリーやエルゴノミクスの上位概念である。「できるだけ多くの人が利用可能であるように製品、建物、空間をデザインすること」。形態と色彩の基本的性質をもとに、全人類的福祉に貢献できるユニバーサルデザインを、視覚伝達デザイン・生産デザイン・環境デザインの各領域において考察する。<BR>感性と表現(菅沼)<BR>自然物、自然現象の観察を通じその成り立ち仕組みを理解し、自然の摂理とその中にある遊びを探見する。自然物と人間の成り立ちから自然の運動に共鳴する構造を思い浮かべ、感性の出所、心のありかを探る。仕掛け仕組みの知の探究とは違った方向から人間の有り様を考察する。また、その視点を通して見た名作を含め、障害者等の作品をも鑑賞し誰もが持つ表現の可能性を確認する。<BR>造形心理学(井坂)<BR>心理学研究には,芸術作品の鑑賞や造形活動などに深く関わっているものがある。芸術作品には,作者の欲求や感情など,パーソナリティーの様々な様相が表れている。本講義では,造形のための知覚論にはじまり,色彩心理,立体と空間の認識,空間と人間の行動の関係,子どもの絵の発達過程,芸術作品にみる「こころ」,創造力と想像力などの視点で造形心理学を考えていく。それにより,知覚心理学,発達心理学,環境心理学,臨床心理学などとの関連も見出していく。今後の医学,およびヒューマンヘルスケア学において,造形芸術が欠かせないものであることを実証する。
[授業計画
1.ガイダンス(村松)<BR> 2.バリアフリーの歴史<BR> 3.ユニバーサルデザインの概念<BR> 4.ヒーリングデザイン&アートの現状<BR> 5.インクルーシヴ・デザイン&アート&エデュケーションの未来<BR> 6.造形心理学とは(井坂)<BR> 7.医療空間における色彩心理<BR> 8.医療空間における立体と空間の認識<BR> 9.医療空間における空間と人間の行動の関係<BR>10.感性と表現1.(菅沼)<BR>11.    〃 2.<BR>12.      〃 3.<BR>13.      〃 4.<BR>14.      〃 5.<BR>15.総括評価・まとめ
[到達目標]
学生が、講義・演習・ディスカッションを通じ、医療と芸術の結びつきをユニバーサルデザインの視点から論ずることができる。
[評価方法]
No評価項目割合評価の観点
1小テスト/レポート 20  %授業を通じて得られた私見を確認します。 
2受講態度 30  %授業への積極的参加姿勢、興味関心を評価します。 
3発表/表現等 50  %授業での課題、意見発表等を評価します。 
[教科書]
(未登録)
[参考書]
(未登録)