授業科目名				担当教員
機能性セラミックス特論第二				綿打　敏司／米崎　功記
時間割番号	単位数	コース	履修年次	期別	曜日	時限
325560	2	(未登録)	1	前期	木	I
［概要と目標］
セラミックス材料の電気的、磁気的、光学的性質を構造的観点から理解する上で重要となる点群・空間群の考え方を初歩的な群論に基づき理解する。また、精密な物性測定に不可欠な単結晶を成長させるため基礎となる核形成過程の初歩について熱力学に基づき理解する。
[到達目標]
結晶が有する構造的特徴を空間群表記から理解する。<BR>学生自身が結晶成長の核形成に関する基礎理論を熱力学的に理解する。
［必要知識・準備］
点群対称操作およびステレオ投影図に関する知識。<BR>熱力学に関する知識
［評価基準］
No 評価項目 割合 評価の観点 1 試験：期末期  80  % 理解度  2 小テスト／レポート  10  % 理解度  3 受講態度  10  % 受講態度
［教科書］
(未登録)
［参考書］
Basic Solid State Chemistry Second Edition, WILEY, 2000?, ISBN:0471987565 固体化学の基礎, 化学同人, 2003, ISBN:4759810013 H. J. Scheel and T. Fukuda, Crystal Growth Technology, WILEY 後藤　芳彦, 結晶成長, 内田老鶴圃
［講義項目］
1 群論の結晶学への応用，集合<BR>2 群の基礎<BR>3 対称要素と対称操作の数え方<BR>4 格子，単位胞，Bravais格子<BR>5 結晶点群にみる群論的特徴<BR>6 シンモルフィック空間群<BR>7 ノンシンモルフィック空間群<BR>8 相平衡<BR>9 結晶構造と表面の原子配列<BR>10核形成<BR>11表面エネルギー<BR>12結晶の平衡形<BR>13成長の原理<BR>14結晶の成長機構<BR>15総括評価