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授業科目名
担当教員
感覚情報メディア処理特論
小澤 賢司/森澤 正之
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
323241 2 (未登録) 1 集中 (未登録) (未登録)
[概要と目標]
本科目では、人間の五感すなわち視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚に対応するメディア処理に関して講義する。最初に、人間の感覚機構や感覚情報メディアの中で重要な位置を占めるセンサへの理解に必要な半導体工学や物理、電気化学の基礎を学ぶ。次に、人工的にそれらの感覚を再現するための機構を、センサの観点から解説する。後半では、今日のメディアにおいて視覚メディアと並んで重要な位置を占める聴覚メディアに的を絞り講義する。まず、音およびその源である振動について、物理学的基礎を学ぶ。続いて、音響情報を収録・伝達するために必須の電気音響変換について解説する。最後に、音声情報および音響情報に関し、身近なメディアで行われている信号処理を取り上げて学ぶこととする。
[到達目標]
1.感覚情報メディアの中で重要な位置を占めるセンサの理解に必要な基礎的知識を習得する。<BR>2.センサの動作機構を理解するために必要な物理的基礎を習得する。<BR>3.音の基本的性質を理解した上で,音声情報処理の基礎を習得する。
[必要知識・準備]
工学部基礎科目の物理学程度の知識
[評価基準]
No評価項目割合評価の観点
1小テスト/レポート 100  %2回のレポート(1回40点、計80点)と小テスト(20点)で評価する。 
[教科書]
  1. (必要に応じプリントを配布)
[参考書]
  1. 日本音響学会 編,城戸健一 曽根敏夫,柴山乾夫,山口公典,中鉢憲賢 著, 基礎音響工学, コロナ社, ISBN:4339003506
  2. 日本音響学会 編,鈴木陽一,赤木正人,伊藤彰則,佐藤洋,苣木禎史,中村健太郎 著, 音響学入門, コロナ社, ISBN:9784339013016
[講義項目]
第 1回 センサの概要と人間の感覚器官 (担当 森澤正之)<BR>第 2回 センサ工学の基礎物理1(量子力学の基礎) (担当 森澤正之)<BR>第 3回 センサ工学の基礎物理2(半導体工学の基礎)(担当 森澤正之)<BR>第 4回 半導体を用いた光センサ、圧力センサ、温度センサ、磁気センサ(担当 森澤正之)<BR>第 5回 PN接合、フォトダイオード(担当 森澤正之)<BR>第 6回 CCD、CMOSイメージセンサ(担当 森澤正之)<BR>第 7回 化学センサ、バイオセンサ、味覚センサ(担当 森澤正之)<BR>第 8回 音の物理学的基礎(担当 小澤賢司)<BR>第 9回 振動の物理学的基礎(担当 小澤賢司)<BR>第10回 電気音響変換(スピーカ)(担当 小澤賢司)<BR>第11回 聴覚センサ(マイクロホン)(担当 小澤賢司)<BR>第12回 音声およびその符号化(担当 小澤賢司)<BR>第13回 音響信号処理(その1)(担当 小澤賢司)<BR>第14回 音響信号処理(その2)(担当 小澤賢司)<BR>第15回 総括(担当 森澤正之,小澤賢司)