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授業科目名 植物生態学
時間割番号 L30047
担当教員名 芹澤 和世
開講学期・曜日・時限 後期・木・III 単位数 2
<対象学生>
生命環境学部3年次生
<授業の目的および概要>
植物生態学とは植物と環境との関係を究明する学問分野である。本講義では植物を酸素発生型光合成生物と定義し,陸上植物だけでなく水圏の藻類も含めて物質生産,水平・垂直分布,遷移などについて最新のトピックも交えながら概説する。
<到達目標>
地球生物圏の基礎生産を支える植物の物質生産,水平・垂直分布,植生遷移を理解し,生態系における役割と機能を把握する。
<授業の方法>
毎回,小レポートを課す。授業は講義形式で行なう。また毎回,1〜3名の学生に各自が1種を講義の始めに3分程度で紹介するプレゼンテーションを課すので,担当学生は事前にその時期に学内に生育している植物を1種選定して種名をメールで連絡し,その種の分布や特徴などを調べて,発表すること。なお,5回以上欠席した場合または小レポートの未提出回数が5回以上となった場合は,定期試験の受験資格なしとする。
<成績評価の方法>
No評価項目割合評価の観点
1試験:期末期 70  %講義内容の理解力,情報収集・整理能力,論理的思考能力 
2小テスト/レポート 20  %講義内容の理解力,日常的学習力 
3発表/表現等 10  %日常的学習力,情報収集・整理能力 
<受講に際して・学生へのメッセージ>
高校レベルの生物学の知識は有しているものとして講義を行なうため,高校で生物を未履修の者は履修前に自主学習しておくこと。
<テキスト>
(未登録)
<参考書>
  1. M. Begonら著、堀 道雄監訳, 生態学, 京都大学出版会, ISBN:4-87698-606-1
<授業計画の概要>
第1回:生物の集団<BR>第2回:生態系の構造と機能1 陸圏の物質生産<BR>第3回:生態系の構造と機能2 水圏の物質生産<BR>第4回:生態系の構造と機能3 食物連鎖<BR>第5回:生態系の構造と機能4 分解<BR>第6回:気候・フロラ・植生1 世界のフロラ<BR>第7回:気候・フロラ・植生2 日本のフロラ<BR>第8回:生態系の発達1 遷移<BR>第9回:生態系の発達2 極相林<BR>第10回:生物の数1 個体群<BR>第11回:生物の数2 植物デモグラフィ<BR>第12回:人類と生態系<BR>第13回:水圏植物の生態1<BR>第14回:水圏植物の生態2<BR>第15回:総括評価,まとめ