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授業科目名 環境分析化学II
時間割番号 L30031
担当教員名 風間 ふたば
開講学期・曜日・時限 前期・金・I 単位数 2
<対象学生>
環境科学科3年生
<授業の目的および概要>
環境の実態は種々のデータによって具体的に表される。したがって環境管理やマネージメントを行う場合、その測定値に関する正しい理解が不可欠であり、そのためには自分の手で分析をおこなった経験をもつことが重要である。本講義はそのために必要な基礎知識を習得する講義であると位置づけている。分析化学の基礎を理解するとともに、環境分析に多用されている分析手法の理解も深める。またいくつかの調査事例をもとに、調査データが何を示しているか考察する面白さを知る。これは調査計画を立案することにつながる。
<到達目標>
環境分析によく用いられる分析方法が理解でき、自分一人でも分析ができるような基礎知識を身に着ける。<BR>そのために、分析化学の基礎が理解できる。<BR>環境調査結果を読み取り、データの示す意味を理解できるようになる。
<授業の方法>
講義
<成績評価の方法>
No評価項目割合評価の観点
1試験:期末期 50  %到達目標に示した項目に対する基本的理解度 
2試験:中間期 30  %これまでの講義内容についての知識の定着を問う 
3小テスト/レポート 10  %課題に対してどのように整理しまとめることができているか 
4受講態度 10  %授業中の質問に対する回答状況など 
<受講に際して・学生へのメッセージ>
(未登録)
<テキスト>
  1. 田中誠之・飯田芳男, 機器分析, 裳華房, ISBN:978-4-7853-3133-7
<参考書>
(未登録)
<授業計画の概要>
 1.環境分析化学の基礎概念 <BR> 2.分析化学と化学反応・溶液1<BR> 3.分析化学と化学反応・溶液2<BR> 4.容量分析の基礎1<BR> 5.容量分析の基礎2<BR> 6.比色分析の基礎1<BR> 7.比色分析の基礎2<BR> 8.これまでの復習と試験:中間期<BR> 9.有機化合物の分離1<BR> 10.有機化合物の分離2<BR> 11.環境汚濁の測定1<BR> 12.環境汚濁の測定2<BR> 13.野外調査と調査計画<BR> 14.試料の採取と前処理<BR> 15.これまでの復習と試験:期末期<BR> <BR>なお前半は、環境計測実習の化学分野の理解を助けるための講義を中心とする。