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授業科目名 生物資源論
時間割番号 L01011
担当教員名 村松  昇/山下 裕之
開講学期・曜日・時限 前期・金・V 単位数 2
<対象学生>
2年生
<授業の目的および概要>
山下(裕)/7回<BR>生物資源のうちの食糧資源のひとつである果樹についてとりあげ、山梨県で実践されている日本独自の栽培、消費、加工などの歴史や特徴を海外の事例と比較し学習して、果樹(くだもの)と日本人との関わりについて理解を深める。<BR>村松/8回<BR>人間は、食品や建築材料、衣服等の材料として、動植物や微生物、昆虫などあらゆる生物を利用して生活しています。そこで、人間がどのようにそれらの生物資源を利用しているのかその歴史と実態について概説します。<BR>※ 本授業科目は、「COCコース別専門科目」
<到達目標>
生物資源の資源としても特徴を理解することができ、特に我が国における生物資源の現状や問題点を指摘できる。さらに、県内で生産される主要農産物に関して、基本的な知識を得て、その利用法・加工法などが理解できる。
<授業の方法>
講義
<成績評価の方法>
No評価項目割合評価の観点
1試験:中間期 50  %8回目と15回目に行う総括的なまとめによって評価する 
2小テスト/レポート 25  %講義終了時に提出された小レポートにより評価 
3受講態度 25  %日頃の受講態度 
<受講に際して・学生へのメッセージ>
(未登録)
<テキスト>
(未登録)
<参考書>
  1. 日本ブドウ学,, 養賢堂, ISBN:484259618X
  2. 最新果樹園芸学,, 朝倉書店, ISBN:4254410255
<授業計画の概要>
第1回:村松 ガイダンス(生物資源とは何か?学習の進め方について説明する)<BR>第2回:村松 高等植物(穀類1)米について概説します<BR>第3回:村松 高等植物(穀類2)麦類やトウモロコシなどについて概説します<BR>第4回:村松 高等植物(イモ類・豆類)イモ類やマメ類について概説します<BR>第5回:村松 高等植物(野菜)野菜について概説します。<BR>第6回:村松 家畜など動物の利用について概説します。<BR>第7回:村松 その他の生物 微生物や昆虫などその他の生物の利用について概説します。 <BR>第8回:村松 これまで行ってきた講義に関する総括と評価<BR>第9回:山下(裕)くだもの(果実)の基礎知識  果実の分類、形態など植物学の視点から見た果実を学習する。<BR>第10回:山下(裕)我が国における果実の利用と果樹栽培 日本人の食生活における果実の役割、果樹栽培の起源と広がり、果実の生産と消費について解説し、外国の果樹の栽培及び利用の違いを明らかにする。<BR>第11回:山下(裕)果樹栽培の基礎 栽培の基礎技術(繁殖、定植、結実管理、せん定、土壌管理、病害虫防除、生理障害対策など)について解説する。<BR>第12回:山下(裕)果樹の栽培各論 落葉果樹として山梨県の地域生物資源として重要なブドウ、常緑果樹としてカンキツを取り上げ日本独自の栽培の特徴などを解説する。<BR>第13回:山下(裕)果実の加工 ワイン製造を除いた果実の加工について概説する。<BR>第14回:山下(裕)日本の生物資源としての野生ブドウ わが国の重要な遺伝資源としての野生ブドウに関して生理・生態特性、育種的利用価値について論ずる。<BR>第15回:山下(裕)総括と総合評価を行う。