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授業科目名
担当教員
回路工学特論
佐藤 隆英
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
GTE506 2 (未登録) 1 後期 I
[概要と目標]
集積回路は、エレクトロニクスシステムの高機能化、高信頼性化をけん引するキーデバイスである。本講義は、最新のミックスドシグナル集積回路の設計手順を学び,実践的な回路設計技術を身につけることを目的としている.情報通信端末を構成する要素回路を例とし、それらの理論および設計手法を学習する.さらに、省エネルギー化に貢献する電源回路など個別素子を用いた回路技術の動向についても学ぶ.
[到達目標]
1.MOSFETの特性や用法について説明することができる<BR>2.集積回路で用いられる基本的な回路ブロックの設計が行える<BR>3.演算増幅器の特徴を理解し、使用することができる<BR>4. 演算増幅器の内部構造を理解し、設計することができる<BR>5. 所望のフィルタ回路を実現する伝達関数を定めることができる<BR>6. 様々なフィルタの実現方法について理解し、説明することができる<BR>7. A/D変換回路およびD/A変換回路の原理を説明することができる<BR>8.ΔΣ型A/D変換回路およびD/A変換回路の特長を説明することができる<BR>9. VCOやPLLの動作原理を説明することができる。<BR>10.電源回路の動作原理を理解し、解析することができる
[必要知識・準備]
電気回路,電子回路,集積回路に関する基礎的な知識
[評価基準]
No評価項目割合評価の観点
1小テスト/レポート 100  %具体的な達成目標の6割以上を達成していることを評価する. 
[教科書]
  1. 講義項目に応じて資料を配布して講義を行う
[参考書]
  1. 松澤昭, アナログRFCMOS集積回路設計 基礎編, 培風館, ISBN:978-4-563-06766-3
[講義項目]
第1回 電子回路の基礎<BR>第2回 半導体とMOSFETの基礎<BR>第3回 基本集積回路<BR>第4回 演算増幅器(演算増幅回路の特性、用法、基本構成)<BR>第5回 演算増幅器(演算増幅回路の高性能化、雑音特性)<BR>第6回 フィルタ回路1(フィルタ特性の仕様、伝達関数の設計)<BR>第7回 フィルタ回路2(アクティブフィルタ、スイッチトキャパシタフィルタ)<BR>第8回 D/A変換回路<BR>第9回 A/D変換回路<BR>第10回 ΔΣ型A/D・D/A変換回路<BR>第11回 発振回路とPLLシステム<BR>第12回 シミュレーションおよびレイアウト技術<BR>第13回 電源回路1(インバータ回路、DC−DCコンバータ回路)<BR>第14回 電源回路2(DC−DCコンバータ回路の解析)<BR>第15回 総括・まとめ