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授業科目名 古典文学特論IIB
時間割番号 542033B
担当教員名 池田 尚隆
開講学期・曜日・時限 前期・月・IV 単位数 2
<対象学生>
全院生
<授業の目的および概要>
『栄花物語』を中心に歴史物語を論ずる。『栄花物語』が歴史として成り立つしくみを、その編年体構造や資料の扱いなどから考える。また『栄花物語』がそれぞれの出来事に対する姿勢を明らかにするには、男性官人による漢文日記との対照が不可欠であるので、併せてその読解を指導する。歴史物語や漢文日記という平安時代の実相をよく伝える作品にふれることで、他ジャンルの作品を新たな視点で捉えうることにも言及する。
<到達目標>
『栄花物語』や漢文日記を読みこなし、平安時代の実態に基づいた文学作品の読み方を身に付ける。
<授業の方法>
講義
<成績評価の方法>
No評価項目割合評価の観点
1小テスト/レポート 50  %履修による成果と残された課題を、理解しているか。 
2受講態度 50  %取り上げる作品や資料の特質を理解し、読みこなせるか。 
<受講に際して・学生へのメッセージ>
(未登録)
<テキスト>
(未登録)
<参考書>
(未登録)
<授業計画の概要>
1     歴史物語入門<BR>2     『栄花物語』の村上天皇記事<BR>3     『栄花物語』の編年体構造1<BR>4     『栄花物語』の編年体構造2<BR>5     『栄花物語』巻15「うたがひ」<BR>6     『栄花物語』の仏教関係記事1<BR>7     『栄花物語』の仏教関係記事2<BR>8     藤原道長の死と『栄花物語』<BR>9     平安時代の漢文日記入門<BR>10    『御堂関白記』の読解1 <BR>11    『御堂関白記』の読解2<BR>12    『栄花物語』と漢文日記<BR>13    『源氏物語』を読む<BR>14    『枕草子』を読む<BR>15    まとめ