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授業科目名
担当教員
宇宙工学特論
青柳 潤一郎
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
321082 2 (未登録) 1 後期 II
[概要と目標]
宇宙機・人工衛星を設計・製作するために必要な検討要素は多岐にわたり、地上の製品と設計思想が異なる点が多い。本講義では、人工衛星を構成する各要素や、軌道変換・姿勢制御に必要なロケットエンジンの原理を理解し、宇宙工学の一端の知識を習得することを目的とする。
[到達目標]
・ロケット推進と軌道変換の原理を理解して、宇宙機の軌道変更に必要なロケットスペックまたは速度増分を求めることができる。<BR>・人工衛星のバス機器の構成要素を挙げることができる。<BR>・人工衛星の開発手順を挙げて、それぞれのフェーズの説明ができる。<BR>・宇宙空間と地上・大気中の環境の違いを挙げることができる。<BR>・宇宙空間と地上・大気中の環境に由来する設計思想の違いを説明できる。
[必要知識・準備]
物理、数学を基礎とする工学的知識全般が備わっていること。
[評価基準]
No評価項目割合評価の観点
1小テスト/レポート 40  %輪講資料に関連する口頭試問により評価する 
2発表/表現等 60  %輪講資料の内容要約とプレゼンテーション能力により評価する 
[教科書]
  1. Charles D. Brown, Elements of Spacecraft Design, AIAA, ISBN:1563475243
  2. 茂原正道, 宇宙システム概論, 培風館, ISBN:456303505X
[参考書]
  1. Peter Fortescue, Graham Swinerd and John Stark, Spacecraft Systems Engineering, Wiley, ISBN:9780470750124
[講義項目]
1.はじめに:宇宙環境、ロケットエンジン、宇宙機<BR>2.宇宙機の開発計画<BR>3.宇宙機の軌道<BR>4.ロケット推進の原理<BR>5.ノズル理論<BR>6.液体・固体ロケット<BR>7.ロケットの飛行性能<BR>8.電気推進ロケット<BR>9.人工衛星の構成<BR>10.構体系の設計<BR>11.熱制御系の設計<BR>12.電源系の設計<BR>13.姿勢・軌道制御系の設計<BR>14.TT&C系と通信系の設計<BR>15.総括評価