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授業科目名 社会調査法
時間割番号 162261
担当教員名 堤 マサエ
開講学期・曜日・時限 集中・(未登録)・(未登録) 単位数 2
<対象学生>
2年生〜
<授業の目的および概要>
この科目の目的は、社会学における基礎的な科学的調査手法を学ぶ。対象とする人間行動、集団について、客観的科学的に把握するための種々の研究方法、説明、解釈する力を養うとともに、データの収集、分析方法を学習する。今日、現地調査を実施し、データを収集することがますます困難になってきている。また、コンピュータによる統計的データの解析方法は高度になった。このような状況に対応するために質の高いデータを収集、解析方法を選択することができるように調査の設計、量的、質的データの解析法を解説する。特に、身近な社会集団(家族、学校など)の質的社会調査の実際と方法を学ぶ。
<到達目標>
社会調査の基礎から調査企画、調査枠組み検討、質問票の作成、調査実施のプロセス、分析手法、調査票の整理等を実行する力を身につける。フィールドワーク、調査インタヴューができることが到達目標である。
<授業の方法>
テキスト、資料を参考に解説、講義をする。学生は各自理解し実践できるよう進める。
<成績評価の方法>
No評価項目割合評価の観点
1試験:期末期 30  %期末提出レポート 
2小テスト/レポート 25  %授業後、簡単なレポートを書く 
3受講態度 25  %出席 
4発表/表現等 20  %授業中の質問、返答の評価 
<受講に際して・学生へのメッセージ>
常に人々の行動、態度などに関心を持ち、統計資料を新聞や身近な情報から理解できるように努力してほしい。
<テキスト>
  1. 授業中に紹介。また、資料を配布
<参考書>
  1. 授業中に紹介。また、資料を配布。,
    (参考書の一例として、谷 富夫・山本 努編著, よくわかる質的社会調査 プロセス編, ミネルヴァ書房, ISBN:978-4623058440、、技法編ミネルヴァ書房, ISBN:978-4623-05273-8、新・社会調査へのアプローチー論理と方法―大谷信介他編 ミネルヴァ書房,  ISBN:978-4-623−06654−4 等)
<授業計画の概要>
1.社会調査を学ぶ、社会調査は何のために必要か?多様性とその意味<BR>2.社会調査の古典的研究から学ぶ<BR>3.様々な社会調査の事例<BR>4.社会調査と作業仮説の構成<BR>5.社会調査の実際:計画と準備<BR>6.社会調査の実際:標本抽出法(単純無作為、層化単純、2段標本抽出)<BR>7.フィールド調査のプロセス<BR>8.現地調査の技術:観察とインタヴュー、記録する<BR>9.現地調査の技術:参与観察<BR>10.調査票の作成と質問構成<BR>11.社会測定の技術:ソシオメトリー<BR>12.調査結果の分析、整理、コーデング、転記、PC入力<BR>13.結果の分析:平均、分散、標準偏差<BR>14.データ処理ソフト:統計処理ソフト(SPSS解析、SAS、EXCELなど)<BR>15.総括