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授業科目名 家庭の中のエレクトロニクス
分類・系統自然科学 科学系
時間割番号 063417
担当教員名 矢野 浩司/秋津 哲也
開講学期・曜日・時限 前期・月・II 単位数 2
<対象学生>
全学生対象
<授業の目的>
朝起きてパッとテレビが付く,スイッチポンでお湯がわき,チンで料理ができる。<BR>通勤・通学電車,通学路の照明,交差点の信号,電気がなければ止まります。みんな電気のお陰です。私たちの身の回りの電子機器に目を向け、エレクトロニクスの基礎を広い視野で理解する。動作原理や機器の機能等の講義に加えて、人への配慮、社会や環境に与える影響への配慮等についても講義を行う。
<到達目標>  到達目標とは
No重要度目標詳細
1知識と視野日常のエレクトロニクス製品のいくつかについて動作原理を説明できる.
2 人間性と倫理性日常のエレクトロニクス製品のいくつかについて人間社会との関わりを説明できる.
<授業の方法>
視覚情報を多用した講義を主体とする。
<成績評価の方法>
No評価項目割合評価の観点
1小テスト/レポート 100  %動作原理や人間社会との関わりを説明できる 
<受講に際して・学生へのメッセージ>
(未登録)
<テキスト>
(未登録)
<参考書>
  1. 電気事業連合会, 日本の電気事業の現状(pdf),
    (電気の送られる仕組みのpdfを配布します)
<授業計画の概要>
講義は個々の電子機器についての解説でなく、基本的な原理を視野において、工学的、科学的センスでエレクトロニクスを理解しつつ、人間社会との関係を見つめ直す。<BR>01.電気の歴史 家庭のエネルギー源としての電気(秋津)<BR>   交流100V./50−60Hzの意味,周波数の変換、Zero Energy Houseの勧め,<BR>   直流への変換その必要性と効率。<BR><BR>02.姿を変える電気エネルギー(秋津)<BR>  光,(照明器具)、動力(掃除機)、熱(HP空調機器、IH調理器具),<BR>   電池の仕組み<BR><BR>03.人に優しいエレクトロニクス(秋津)<BR>   センサー,セキュリティー,リモートコントロールの仕組み<BR><BR>04.電力系統 電気エネルギー供給の仕組み(秋津)<BR><BR>05.エネルギーの奔流 化石燃料供給の問題点とエネルギー消費の将来(秋津)<BR><BR>06.原子力発電所事故とどうすれば炉心溶融が防げたかについて考える(秋津)<BR><BR>07.スマートグリッドとエネルギー供給のパラダイムシフト(秋津)<BR><BR>08.省エネ、環境問題とエネルギー戦略(矢野)<BR><BR>09.太陽光発電とは(矢野)<BR>   <BR>10.半導体の物理と太陽電池(矢野)<BR><BR>11.太陽電池の原理(矢野)<BR><BR>12.太陽電池の種類、製造方法(矢野)<BR><BR>13.太陽光発電システム(矢野)<BR><BR>14.太陽光発電に関わる制度<BR><BR>15.総括(秋津、矢野)
<JABEEプログラムの学習・教育目標との対応>
《機械システム工学科機械デザインコース》
(A)【機械工学の意義】
幸福・福祉の意義,自然と社会との係わりが理解でき,これらに及ぼす機械工学の影響が理解できる能力を身につける.
《コンピュータ・メディア工学科 コンピュータサイエンスコース》
(A)情報処理技術者としての自らの活動が自然や社会,人に与える影響を理解し,問題解決にあたることができる知識と技術,およびコミュニケーションスキルを習得する
《コンピュータ・メディア工学科 情報メディアコース》
(C) 科学技術が社会や自然に及ぼす影響や効果までを考慮できる多面的な地球的視野を会得し、国際的なコミュニケーションを可能とする基礎能力を修得する。
《土木環境工学科》
A.技術者の責務の自覚
 土木環境技術が人間社会や自然環境の変化に及ぼす効果・影響を理解し、自然と調和した人類の持続的発展のために土木環境技術者が果たすべき責務を自覚する。