授業科目名
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小説における〈他者〉の問題
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分類・系統 | |
時間割番号
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063035
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担当教員名
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齋藤 知也
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開講学期・曜日・時限
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後期・水・II
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単位数
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2
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<対象学生>
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全学生対象
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<授業の目的>
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近代小説とは何かを考えていく。その際、〈他者〉をキーワードとする。〈他者〉を、〈わたしのなかの他者〉(自己化された他者)と了解不能な《他者》に峻別することによって、「自己」=「私」が問われていく。小説を深く読むと、この〈他者〉問題が顕著化し、日々の暮らしにとって言語表現がどれだけ重みをもったものであるかを発見することができる。今年度とりあげる予定の作家は、森鴎外・横光利一・宮澤賢治・あまんきみこ・村上春樹などである。
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No | 重要度 | 目標 | 詳細 |
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1 | ◎ | 知識と視野 | 「言葉の力」とは何か、探究する。 | 2 | | 能力と技能 | 文章技術を習得する。 | 3 | | 人間性と倫理性 | 世界認識・他者認識・自己認識を問い続けること。 |
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<授業の方法>
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基本的には講義であるが、問答・発表・討論も行う。ときに課題を課し、レポートの提出を求める。受講生の提出作品を授業内で紹介し、講評する。
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<成績評価の方法>
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No | 評価項目 | 割合 | 評価の観点 |
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1 | 小テスト/レポート | 50 % | 授業内で課題を出します。最後のレポートが大切です。 | 2 | 受講態度 | 50 % | 出席するだけでなく、意見を求めます。 |
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<受講に際して・学生へのメッセージ>
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近代小説を深く読むことは、あらゆる専攻領域の課題につながる可能性をもつと考えています。扱う作品は事前に配布あるいは予告しますので、よく読み、問いをもって参加するようにして下さい。
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<テキスト>
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(未登録)
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<参考書>
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(未登録)
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<授業計画の概要>
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1 問題提起(1) 「小説における〈他者〉の問題」について<BR> 2 問題提起(2) 「言語論的転回」について<BR> 3 問題提起(3) 小説と物語の違いについて<BR> 4 作品を読む(1)<BR> 5 作品を読む(2)<BR> 6 作品を読む(3)<BR> 7 作品を読む(4)<BR> 8 作品を読む(5)<BR> 9 作品を読む(6)<BR> 10 作品を読む(7)<BR> 11 作品を読む(8)<BR> 12 受講生のレポートを読む(1)<BR> 13 受講生のレポートを読む(2)<BR> 14 受講生のレポートを読む(3)<BR> 15 まとめ
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<JABEEプログラムの学習・教育目標との対応> |
《コンピュータ・メディア工学科 情報メディアコース》 | (C) 科学技術が社会や自然に及ぼす影響や効果までを考慮できる多面的な地球的視野を会得し、国際的なコミュニケーションを可能とする基礎能力を修得する。 | ◎ |
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