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授業科目名 日本語中上級II
時間割番号 062906
担当教員名 仲本 康一郎
開講学期・曜日・時限 後期・月・II 単位数 2
<対象学生>
2016年9月23日(金)に行われる留学生向け日本語プレイスメント・テストの結果で、中上級レベルと判定された留学生/日本語非母語話者。<BR>なお、当該テストは16時30分に始めるため、16時25分までにY-11に来ること。
<授業の目的>
大学生活において研究活動を円滑に進められるよう、文章構成能力を向上させること。<BR>・授業の課題レポートや研究論文を書くための基礎となる文章構成ができるようになること。<BR>・アカデミックな文章でよく使われる表現や文体を習得すること。
<到達目標>  到達目標とは
No重要度目標詳細
1 知識と視野日本語のアカデミックな文章の構造を支える基本的な語彙や文型、文体を習得すること。
2能力と技能授業の課題レポートや研究論文を書く上で必要なアカデミックな日本語の文章構成ができるようになること。
3 人間性と倫理性異なる背景を持つ人々との相互理解の基礎となる論理的な思考と表現を習得し、豊かな言語生活が送れるようになること。
<授業の方法>
アカデミックな文章を構成する語彙や文型を整理し、適切さに焦点を置きながら、作文練習を行います。<BR>文章の論理構成にも注意を払うことで、論理的展開力や批判的思考力の向上を図っていきます。
<成績評価の方法>
No評価項目割合評価の観点
1試験:期末期 25  %アカデミックな内容を日本語で適切に表現できるかどうか。 
2試験:中間期 25  %アカデミックな内容を日本語で適切に表現できるかどうか。 
3小テスト/レポート 25  %アカデミックな文章を支える語彙と表現を習得しているかどうか。 
4受講態度 25  %授業活動に積極的に参加しているかどうか。 
<受講に際して・学生へのメッセージ>
・アカデミックな文章を書くためには、日本語の文法能力だけでなく、論理的展開力や批判的思考力が必要となります。日本語の作文練習を通して、それらを確実に身につけ、総合的な表現力を高めていきましょう。<BR>・受講生の皆さんには日本語力の向上のためG-フィロスの積極的な利用を勧めます。G-フィロスの利用法については国際交流センター/教育国際室で聞いて下さい。
<テキスト>
  1. アカデミック・ジャパニーズ研究会, 『大学・大学院留学生の日本語 4論文作成編』, アルク, ISBN:9784757405240
<参考書>
  1. アカデミック・ジャパニーズ研究会, 『大学・大学院留学生の日本語 3論文読解編』, アルク, ISBN:9784-7574-0523-3
<授業計画の概要>
上記の方針に基づき、受講生の理解度や必要性に応じた授業を行う。<BR>1.ガイダンス<BR>2.作文の基本<BR>3.課題の提示<BR>4.目的の提示<BR>5.定義と分類<BR>6.図表の提示<BR>7.変化の形容<BR>8.対比と比較<BR>9.原因の考察<BR>10.列挙<BR>11.引用<BR>12.同意と反論<BR>13.帰結<BR>14.結論の提示<BR>15.総括評価・まとめ
<JABEEプログラムの学習・教育目標との対応>
《機械システム工学科機械デザインコース》
(A)【機械工学の意義】
幸福・福祉の意義,自然と社会との係わりが理解でき,これらに及ぼす機械工学の影響が理解できる能力を身につける.
《コンピュータ・メディア工学科 情報メディアコース》
(C) 科学技術が社会や自然に及ぼす影響や効果までを考慮できる多面的な地球的視野を会得し、国際的なコミュニケーションを可能とする基礎能力を修得する。