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授業科目名 国際関係論I
時間割番号 L40032
担当教員名 小松 志朗
開講学期・曜日・時限 後期・木・V 単位数 2
<対象学生>
2年
<授業の目的および概要>
国際関係論の基礎概念、理論、歴史を学ぶ。現代世界はますます多様性を増し、錯綜している。その理解のためには、まずは、これまで国際関係論がどのようなアプローチを試みてきたか、基本的な知識を把握することが出発点となる。同時に、現実の世界で進行している具体的な諸問題についても学習の素材として適宜活用し、国際関係の現実と理論の双方について理解を深めていく。
<到達目標>
国際関係の現実、歴史、理論について基本的な知識を習得し、それをもとに自分の考えを持てるようにする。また、そうするなかで、興味をもって自主的に深く勉強できるようなテーマを見つける。
<授業の方法>
講義、受講生による発表・討論
<成績評価の方法>
No評価項目割合評価の観点
1試験:期末期 50  %知識を問う問題と、論述問題からなる試験で評価する。 
2受講態度 50  %授業への参加態度や課題の提出などを評価する 
<受講に際して・学生へのメッセージ>
授業は講義を中心に進めるが、受講生に発表や討論を求める場合もあるので、積極的な姿勢で参加してほしい。
<テキスト>
  1. 村田晃嗣他, 国際政治学をつかむ, 有斐閣, ISBN:978-4641177123
<参考書>
(未登録)
<授業計画の概要>
第1回:オリエンテーション<BR> 授業の内容と進め方を概説する。<BR>第2回:現代の国際関係 〜世界編<BR> 日々のニュースを手がかりに、世界の重要な出来事を把握する。<BR>第3回:現代の国際関係 〜日本編<BR> 日々のニュースを手がかりに、日本外交の現状と課題を把握する。<BR>第4回:グローバリゼーション<BR> 現代の国際関係の根底をなす、グローバリゼーションという大きな時代の潮流を概観する。<BR>第5回:歴史〜第一次世界大戦と第二次世界大戦<BR> 2度の世界大戦の原因と結果を振り返り、国際関係の理解に不可欠な歴史の知識を得る。<BR>第6回:歴史 〜冷戦<BR> 冷戦が約40年続き、そして終わったことの歴史的意味を考える。<BR>第7回:冷戦後の紛争と介入<BR> 冷戦後の世界でなぜ紛争と介入が続くのか。代表的な事例を取り上げて検討する。<BR>第8回:非国家主体<BR> 国際関係の新しい主役ともいえる非国家主体の実態を明らかにする。<BR>第9回:理論 〜リアリズム<BR> 国際関係論の主流を占めてきたリアリズムを学ぶ。<BR>第10回:理論 〜リベラリズム<BR> リアリズムとは違う世界観を提示するリベラリズムを学ぶ。<BR>第11回:理論 〜コンストラクティビズム<BR> 第三の理論として存在感を増すコンストラクティビズムを学ぶ。<BR>第12回:アメリカと中国<BR> アメリカと中国の関係はこれからどうなっていくのか。歴史と理論を手がかりに、その展望を描く。<BR>第13回:西洋と非西洋<BR> 21世紀の国際関係を、≪西洋と非西洋の共存/対立≫という大きな視点から捉える。<BR>第14回:日本外交<BR> これまでの授業の内容を踏まえて、改めて日本外交の過去、現在、未来について考える。<BR>第15回:総括評価:まとめ<BR> 授業の内容をまとめ、理解度を確認する。