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授業科目名
担当教員
情報数理セキュリティ特論
美濃 英俊/渡辺 喜道/(  )
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
323021 2 (未登録) 1 集中 (未登録) (未登録)
[概要と目標]
IT社会の著しい発展は新しい情報資産とそれに対する新たなリスクを生み出している。情報資産をリスクから守る安全保障が情報セキュリティである。情報化社会において必須となる、情報通信及び記録を安全に行うための基本的な概念や技術について講義する。これらの技術は大規模通信網における安全な通信や個人情報の秘匿などのために必要不可欠な技術である。また、組織にとって、情報セキュリティの計画、設計・導入、運用・保守、見直しのマネジメントサイクルを構築することが重要であるため、情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)について講義する。
[到達目標]
コンピュータネットワークおよび情報の記録において必要となる信頼性と安全性を理解する。<BR>誤り訂正符号および公開鍵暗号系を理解する。<BR>ISMSの目的を理解する。
[必要知識・準備]
情報理論、ディジタルデータやコンピュータネットワークに関する基礎的知識
[評価基準]
No評価項目割合評価の観点
1小テスト/レポート 75  %課題について十分に検討されているか。ISMS の目的を理解しているか。 
2受講態度 25  %出席して、課題のレポートを提出しているか。 
[教科書]
(未登録)
[参考書]
  1. 笠原正雄、佐竹賢治, 誤り訂正符号と暗号の基礎数理, コロナ社, ISBN:4-339-01054-5
  2. 高田伸彦,南俊博, 情報セキュリティ教科書, 東京電機大学出版局, ISBN:978-4-501-54430-0
[講義項目]
1.誤り訂正符号の考え方<BR>2.線形符号<BR>3.巡回符号、BCH符号、リード・ソロモン符号など<BR>4. 公開鍵暗号の概念<BR>5. RSA暗号<BR>6. 公開鍵暗号と電子署名、PKI<BR>7. 公開鍵暗号の応用<BR>8. 情報資産のセキュリティ要件とリスク<BR>9. 情報セキュリティマネジメント体制,リスクマネジメント<BR>10. インシデント対応,業務継続計画,プライバシ保護<BR>11. 情報セキュリティに関する制度・基準,人的セキュリティ<BR>12. 情報収集,情報資産の評価<BR>13. リスクの特定・算定・評価<BR>14. リスク対策の選定,関連法令,国際標準と国内基準<BR>15. 総括評価・まとめ<BR><BR>学生の理解の度合いや講師の都合により,講義内容を変更することがある。