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授業科目名
担当教員
感性情報処理演習
豊浦 正広/木下 雄一朗/松吉 俊
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
273113 1 CS 3 後期 II
[概要]
人間の知覚特性の計測は,マン・マシンインターフェイスやメディアの設計において重要である.第1回から第4回では,人間の知覚のうちの視覚・聴覚の信号を取り扱う映像処理実装課題を通して,視覚・聴覚に対する理解を深める.感性は一般的に主観量であるが,これを客観的に測定することも試みられている.そこで第5回以降は,視覚・聴覚・触覚・味覚・脳波についての測定法の解説を受けた後に,5~7名程度のグループに分かれ,実際に人間の視覚・聴覚・触覚・味覚・脳波の知覚特性について測定する.測定結果を分析する実験レポートの作成を通して,論理的な考察に基づくレポートの作成ができる技術を身につける.
[具体的な達成目標]
1. 視覚,聴覚,触覚,味覚,脳波の基本的な官能検査の手法を習得する.<BR>2. 各種,実験機器の取り扱いに習熟する.<BR>3. 適切に結果がまとめられ,論理的な考察を含む実験レポートの作成ができるようになる.<BR>4. 映像を入出力するプログラムの実装し,視覚・聴覚に対する理解を深める.
[必要知識・準備]
本演習は,「感性情報工学」と密接に関係しながら進める.それゆえ,「感性情報工学」と本演習を共に履修することが強く望まれる.
[評価方法・評価基準]
No評価項目割合評価の観点
1小テスト/レポート 100  %実験レポート課題:75% (実験報告レポートを評価する),映像処理レポート課題:25 %(映像処理レポートを評価する) 
[教科書]
(未登録)
[参考書]
  1. 天坂 格郎,長沢 伸也, 官能評価の基礎と応用, 日本規格協会, ISBN:4542503275
  2. P.H.リンゼイ,D.A.ノーマン, 情報処理心理学入門I 感覚と知覚, サイエンス社, ISBN:4781900526
[講義項目]
第 1回 対話的画像処理 <BR>第 2回 対話的音響・音声処理 <BR>第 3回 対話的映像処理 <BR>第 4回 対話的マルチメディア処理実践 <BR>第 5回 実験の概要説明,実験報告書の執筆方法<BR>第 6回 視覚1<BR>第 7回 視覚2<BR>第 8回 聴覚1<BR>第 9回 聴覚2<BR>第10回 触覚1<BR>第11回 触覚2<BR>第12回 味覚1<BR>第13回 味覚2<BR>第14回 脳波1<BR>第15回 脳波2
[教育方法]
前半の演習では,カメラで取得した映像を取り扱うプログラムをProcessingによって実装する.成果をレポートにまとめて提出し,評価を受ける.後半の実験は,5~7名程度のグループごとに別れて順番に行う.行った実験は,各自詳細なレポートを作成し,評価を受ける.
[JABEEプログラムの学習・教育目標との対応]
(未登録)
[その他]
本授業では,山梨大学 e-Learning システム(Moodle)を使用します.<BR>http://moodle.yamanashi.ac.jp/