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授業科目名
担当教員
分光学
佐藤 哲也
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
269190 2 (未登録) 3 後期 IV
[概要]
 分子分光学は、物理化学の中でも最も重要な計測手法であり、これまで様々な分子分光学の開拓により材料の評価および材料合成プロセス診断など幅広く応用されている。授業では、光と分子、光と物質の相互作用の基本事項を学び、種々の分子スペクトルの解析や演習問題を解く事により、分光学の基礎を習得する。
[具体的な達成目標]
・光と分子、光と物質との相互作用について理解する。<BR>・磁場が電子や原子核におよぼす効果を理解する。<BR>・分子の回転スペクトル、振動スペクトル、電子スペクトルを帰属することができる。
[必要知識・準備]
初等量子論、初等力学を履修していることが望ましい。
[評価方法・評価基準]
No評価項目割合評価の観点
1試験:期末期 20  %群論、回転・振動遷移の基本原理の理解度 
2試験:中間期 20  %電子遷移の基本原理の理解度 
3小テスト/レポート 30  %電子、回転、振動スペクトルの演習問題により解析能力を、小テストにより理解度を評価する 
4受講態度 10  %授業内容についてのディスカッションへの姿勢 
5発表/表現等 20  %演習問題を解き、考え方を発表する能力 
[教科書]
  1. P. W. Atkins 、J. de Paula 著、千原秀昭、中村亘男 訳, アトキンス 物理化学(上) 第8版, 東京化学同人, ISBN:9784807906956
  2. P. W. Atkins 、J. de Paula 著、千原秀昭、中村亘男 訳, アトキンス 物理化学(下) 第8版, 東京化学同人, ISBN:9784807906963
[参考書]
  1. G. Herzberg、奥田典夫訳, 分子スペクトル入門―フリーラジカルのスペクトルと構造, 培風館
[講義項目]
1.分子の対称<BR>第1回:対称操作と対称要素、分子の対称による分類      <BR>第2回:指標表と対称の記号づけ         <BR>第3回:分子軌道法と分光学への応用    <BR>第4回:演習・解説、および評価 <BR><BR>2.回転スペクトルと振動スペクトル     <BR>第5回:分光学の一般的性質、分子の純回転スペクトル        <BR>第6回:二原子分子の振動           <BR>第7回:多原子分子の振動        <BR>第8回: 分光計、回転分光法と振動分光法の選択律    <BR>第9回: 演習・解説、および評価 <BR>  <BR>3.電子遷移                  <BR>第10回:電子遷移の特性 <BR>第11回:電子励起状態がたどる道<BR>第12回:演習・解説、および評価<BR><BR>4.磁気共鳴<BR>第13回:磁場が電子や原子核に及ぼす効果<BR>第14回:電子スピン共鳴<BR>第15回:演習・解説、および評価
[教育方法]
予習を前提として授業を進める。授業では、基礎事項の確認するための演習問題やディスカッションを中心に進める。具体的なスペクトルの解析(帰属)をレポートとして課し、実践能力を養う。
[JABEEプログラムの学習・教育目標との対応]
(未登録)
[その他]
(未登録)