山梨大学電子シラバス

授業科目名

担当教員

計算機アーキテクチャI演習

吉川　雅修

時間割番号

単位数

コース

履修年次

期別

曜日

時限

263112

後期

木

III

［概要］

講義「計算機アーキテクチャ I」に関連する知識の演習を行う．情報表現，論理代数に関する演習と，命令セットアーキテクチャレベルでCPUの動作過程を理解するための演習が含まれる．高水準言語のプログラムでの記述が計算機中でどのように変換され，実行されるかを知る．

［具体的な達成目標］

（１）情報表現，論理代数の基礎を理解する． （２）基礎的な論理回路の構成を習得する． （３）命令セットアーキテクチャの基礎を習得する． （４）アセンブリコードの解読と，簡単なプログラム記述ができる． （５）高級言語でのプログラム記述と計算機での実行過程との関係を知る

［必要知識・準備］

・「計算機アーキテクチャI」を並行して履修することを前提とする． ・先行科目として「情報処理及び実習」，「プログラミング基礎」，「プログラミング基礎演習」を既習であることを前提とする．

［評価方法・評価基準］

No	評価項目	割合	評価の観点
1	試験：期末期	40 %	主に達成目標（３）（４）（５）の理解度を評価する．
2	試験：中間期	30 %	主に達成目標（１）（２）の理解度を評価する．
3	小テスト／レポート	30 %	演習内容の基礎的な理解度を小テストとレポートで評価する．

［教科書］

日向俊二, C プログラムの中身がわかる本, 翔泳社, ISBN:978-4798116389

［参考書］

(未登録)

［講義項目］

第１回：高水準言語のプログラムとアセンブリプログラム（１）コンパイル処理の流れ，デバッガでの追跡 第２回：情報表現と演算（１）論理演算，論理関数 第３回：情報表現と演算（２）論理回路の基礎 第４回：情報表現と演算（３）論理回路の合成 第５回：アセンブリプログラミング（１）整数の演算，命令セットとレジスタ 第６回：アセンブリプログラミング（２）プログラム基礎，実数の演算 第７回：中間評価（試験とまとめ） 第８回：アセンブリプログラミング（３）データ入力，ジャンプ 第９回：アセンブリプログラミング（４）分岐制御 第10回：アセンブリプログラミング（５）反復制御 第11回：アセンブリプログラミング（６）データ構造 第12回：アセンブリプログラミング（７）関数呼び出し 第13回：アセンブリプログラミング（８）記憶領域の確保と参照 第14回：高水準言語のプログラムとアセンブリプログラム（３）プログラムのリンク，インラインアセンブリ，最適化 第15回：期末評価（試験とまとめ）

［教育方法］

・主に本学科専用の教育用計算機室(KKI)において授業を進める． ・論理回路の実験ではロジック学習用ボードを使っての実習を行う．

［JABEEプログラムの学習・教育目標との対応］

(未登録)

［その他］

説明と簡単な練習に関する授業資料を先行公開し，その読解を前提に授業課題を提示する授業形態を採用する可能性がある. 担当者変更あるいは追加の可能性あり．