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授業科目名
担当教員
コミュニケーション
舛谷 敬一/鈴木 猛康/石井 信行/宮本 崇/荒木 功平/相馬 一義/遠山 忠/平山 公明/原本 英司
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
254410 2 CE,CL 1 後期 IV
[概要]
自分の考えや事実を他者に正確に伝えることは技術者にとって必須の能力である。そのためには論理的な記述力、口頭発表力、討議などのコミュニケーション力を身につける必要がある。この授業では、主に日本語による記述(ライティング)、発表(プレゼンテーション)および討議(ディスカッション)3分野の授業内容を用意し、それらの基礎を身につけるとともに、身近な問題から地球的規模の問題までの様々な例を使うことで、技術と社会や自然との関係を広い視野から多面的に考えられる能力を養うことを目標とする。<BR>なお、コミュニケーション力の養成には実践が重要であるとの観点から、この授業は講義と演習を組み合わせた形式で進められる。
[具体的な達成目標]
(1)考えたことが読者に分かるように論旨の明解な文章を記述できる。<BR>(2)説明する対象に合わせて説明方法を適切に構成することができる。<BR>(3)自分の主張を正確に相手に伝えることができる。<BR>(4)説明に必要な図表・資料を収集でき、効果的に提示することができる。<BR>(5)相手の意見を冷静かつ正確に理解し、それに対する自分の意見をはっきり表明することができる。<BR>(6)技術が社会や自然に及ぼす影響・効果を理解し、広い視野から多面的に考えられる。
[必要知識・準備]
先行科目:情報処理及び実習<BR>日頃から表現や意思伝達の方法について工夫と改善を心がけることが望まれる。
[評価方法・評価基準]
No評価項目割合評価の観点
1小テスト/レポート 48  %自発的勉学、情報収集・整理力、知的好奇心と探求力について評価します。 
2受講態度 30  %理解力、論理的思考能力、観察力について評価します。 
3発表/表現等 22  %発表・表現力について評価します。 
[教科書]
  1. 授業ごとに事前に資料を配布する。
[参考書]
  1. 木下 是雄, 理科系の作文技術, 中公新書, ISBN:4121006240
  2. 小林敬誌・浅野千秋, プレゼンテーション技法+演習, 実教出版, ISBN:4407027983
  3. 大野晋, 日本語練習帳, 岩波新書, ISBN:4004305969
[講義項目]
 1.ガイダンス(コミュニケーションの必要性,方法)<BR> 2.プレゼンテーション1(プレゼンテーションの方法の解説,課題P1提示)<BR> 3.討議1(議題提示,グループ討論,発表,議事録作成要領解説,課題D1提示)<BR> 4.ライティング1(レポートの書き方の解説,課題W1提示)<BR> 5.プレゼンテーション2(プレゼンテーション,質疑応答,講評,課題P2提示)<BR> 6.討議2(議題提示,グループ討論,発表,課題D2提示)<BR> 7.ライティング2(課題W1の講評,課題W2の提示)<BR> 8.プレゼンテーション3(プレゼンテーション,質疑応答,講評,課題P3提示)<BR> 9.討議3(議題提示,グループ討論,発表,課題D3提示)<BR>10.ライティング3(課題W2の講評,課題W3の提示)<BR>11.プレゼンテーション4(プレゼンテーション,質疑応答,講評,課題P4提示)<BR>12.討議4(議題提示,グループ討論,発表,課題D4提示)<BR>13.ライティング4(課題W3の講評,課題W4の提示)<BR>14.コミュニケーション全体のまとめ(ポイント復習,講評)<BR>15.コミュニケーション全体のまとめ(ポイント復習,講評)
[教育方法]
ライティング、プレゼンテーション、ディスカッションの3分野が、週ごとにローテーションで開講され、それぞれに講義、課題提示、課題への回答・レポート作成、発表・討論および講評が行われ、実践を重視した教育方法がとられる。なお、全体を3グループに分け、ライティングを平山・石井・荒木、プレゼンテーションを舛谷・相馬・原本、ディスカッションを鈴木・遠山・宮本が担当する。
[JABEEプログラムの学習・教育目標との対応]
《土木環境工学科》
A.技術者の責務の自覚
 土木環境技術が人間社会や自然環境の変化に及ぼす効果・影響を理解し、自然と調和した人類の持続的発展のために土木環境技術者が果たすべき責務を自覚する。
J.理論的な表現・伝達能力
 自分の思想やアイディアを具体的かつ理論的に表現し伝達する能力、及び共通の課題について他の人と議論し合理的な結論を導き出すことのできる能力を身に付ける。
[その他]
特になし。