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授業科目名 法律学講読I
時間割番号 167618
担当教員名 森元 拓
開講学期・曜日・時限 後期・木・III 単位数 2
<対象学生>
本講義のテーマに興味関心のある者。
<授業の目的および概要>
本年度は人権思想がどのように成立し、発展してきたのかを西洋法思想史の文脈に沿って考察する。さらに、そのような人権思想が日本ではどのように継受し展開してきたのかについて考察を行ないたい。
<到達目標>
(1) 法学の基本概念や法思想史の基本について理解する。<BR>(2) 人権思想について理解する。<BR>(3) 日本社会をめぐる諸問題について認識する。
<授業の方法>
授業は基本的に講義形式で行うが、受講者の問題関心や興味に基づいて柔軟に購読形式なども取り入れていきたい。
<成績評価の方法>
No評価項目割合評価の観点
1小テスト/レポート 100  %授業に関して、各自の関心に基づいたレポートを課する。 
<受講に際して・学生へのメッセージ>
受講に際しては、法学や法思想史に関する知識は必要ないが、西洋の歴史や宗教思想等にに興味・関心がないと、受講するのは苦痛に感じるかもしれない。<BR>単位充足のためではなく、本講義のテーマに興味関心のある者の受講を希望する。
<テキスト>
(未登録)
<参考書>
  1. 必要に応じて、授業の中で適宜指示する。
<授業計画の概要>
1.ガイダンス<BR>2.立憲主義の意義<BR>3.現代日本における立憲主義の問題点<BR>4.人権思想の淵源(1) −権利をめぐる闘争<BR>5.人権思想の淵源(2) −法の精神と諸国民のEthos<BR>6.人権思想の淵源(3) −ピューリタニズムとルタートゥーム<BR>7.人権思想の構造(1) −正義概念と正義感情<BR>8.人権思想の構造(2) −正義感情と人権、<BR>9.人権思想の構造(3) −公共空間としての国家と公共性の意義<BR>10.指導者民主制と人権思想 −ワイマール国家の実験と失敗<BR>11.東アジアと人権思想<BR>12.日本への人権思想の継受<BR>13.日本における人権思想の展開<BR>14.現代日本の人権思想の問題点<BR>15.まとめ<BR><BR>※受講生の興味関心に応じて、授業内容・進行については弾力的に対応したい。<BR>※今秋出版予定の教科書を使用する可能性がある。その場合は講義内容を変更する可能性がある。その場合は、ガイダンスで説明する。