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授業科目名 異文化理解III
時間割番号 167307
担当教員名 宮永 義夫
開講学期・曜日・時限 後期・木・III 単位数 2
<対象学生>
言語教育コース
<授業の目的および概要>
外国語の学習及び教育において必要不可欠な異文化理解について、本授業ではドイツ語圏の社会・文化を例に取り、自国の社会・文化との比較検討を通して、自己理解/他者理解に必要な知識の基礎と、異文化を理解するという態度を自ら涵養するための考え方を身につけさせる。
<到達目標>
ドイツ語圏の社会・文化について、基礎的な知識を持ち、特にドイツ語圏を中心とする異文化を理解するためのスキルについても知識を持ち、これを実践しようとする態度の基盤が身についている。
<授業の方法>
主として講義であるが、授業の1/3を質疑応答、ディスカッションに当てる。
<成績評価の方法>
No評価項目割合評価の観点
1小テスト/レポート 20  %課題への真摯で誠実な取り組み、客観性を十分保持しながらも独創性にあふれたレポート等を高く評価する。 
2受講態度 50  %講義への真摯で積極的な参加を評価する 
3発表/表現等 30  %授業テーマに関する優れた問題提起、意見を評価する。 
<受講に際して・学生へのメッセージ>
言語を学ぶこと自体が異文化理解、他者理解です。そのことはとりもなおさず自己理解への道です。言語が属している世界を理解しようと努めるとともに、言語が作る世界を理解するように努めて下さい。
<テキスト>
  1. 教科書は用いない。必要な教材は配布する印刷物の他、様々な形で提示する。
<参考書>
  1. 授業内に様々のものを提示、紹介する。
<授業計画の概要>
第1回 導入:異文化理解とは、外国語学習から見た異文化理解 <BR>第2回 ドイツ語圏の紹介、ドイツ語の広がり、ドイツの社会と文化 <BR>第3回 ドイツの社会と文化(続き)、オーストリアの社会と文化、スイスの社会と文化<BR>第4回 地理的な広がり、ヨーロッパというもの、EU <BR>第5回 ヨーロッパを見る目、歴史的広がり <BR>第6回 フランク王(帝)国、神聖ローマ帝国の遺産 <BR>第7回 ハプスブルク帝国からのドイツ、オーストリア、スイスの成り立ち <BR>第8回 言語史を眺める、ゲルマン語というもの <BR>第9回 言語を捉える、日本語との比較 <BR>第10回 宗教改革とドイツ語 <BR>第11回 英語とドイツ語<BR>第12回 衣食住 <BR>第13回 生活と人の生涯 <BR>第14回 連邦とコミュニティ <BR>第15回 振り返って:異文化とは何か、異なることとは、何を見るのか