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授業科目名 現代日本語文法論
時間割番号 167112
担当教員名 仲本 康一郎
開講学期・曜日・時限 後期・木・I 単位数 2
<対象学生>
日本語教員養成プログラムの選択必修科目です。<BR>1-4年次
<授業の目的および概要>
日本語教育で必要とされる日本語の文法を概観します。具体的には、日本語の骨格となる構造文型と表現文型を中心に考察します。
<到達目標>
日本語の基本的な文法構造について学び、「文法的に考える」ことができるようになること。またそれらの知見を日本語教育に応用できるようになること。
<授業の方法>
日本語の文法について毎回異なるテーマを取り上げて議論します。<BR>授業は基本的に講義形式で行いますが、文法の問題を受講生とともに考えながら進めていこうと思っています。
<成績評価の方法>
No評価項目割合評価の観点
1試験:期末期 40  %日本語の構造文型について基本的な知識を習得しているかどうか。 
2試験:中間期 40  %日本語の表現文型について基本的な知識を習得しているかどうか。 
3受講態度 20  %授業活動に積極的に参加しているかどうか。 
<受講に際して・学生へのメッセージ>
国語の時間に学んだ学校文法とは異なる、「外国語としての日本語」について考えていきます。日本語を母語としない人にとって、日本語はどのようなことばなのかを考えてみたいと思います。日本語文法の面白さ、難しさ、不思議さをともに味わってみませんか。
<テキスト>
  1. 益岡隆志・田窪行則, 基礎日本語文法―改訂版―, くろしお出版, ISBN:97848784240663
<参考書>
  1. 佐々木瑞枝, 外国語としての日本語, 講談社現代新書, ISBN:9784061492004
  2. 荒川洋平, 日本語という外国語, 講談社現代新書, ISBN:9784062880138
  3. 原沢伊都夫, 日本人のための日本語文法入門, 講談社現代新書, ISBN:9784062881739
<授業計画の概要>
1.ガイダンス<BR>2.文法とは何か?<BR>第1部 日本語の構造文型<BR>3. 品詞と活用<BR>4. 日本語の格<BR>5. 名詞の類型<BR>第2部 日本語の表現文型<BR>6. ヴォイス<BR>7. テンス・アスペクト<BR>8. モダリティ<BR>第3部 主題と修飾の文法<BR>9. 主語と主題:ハとガ<BR>10. 取り立て詞<BR>11. 日本語の修飾:形容詞と副詞<BR>第4部 文を超えた文法<BR>12. 日本語の指示詞<BR>13. 複文の構造<BR>14. 会話の文法<BR>15.総括評価・まとめ