授業科目名
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英米文学史I
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時間割番号
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163841
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担当教員名
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澤田 知香子
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開講学期・曜日・時限
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前期・木・IV
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単位数
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2
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<対象学生>
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英語教育専修および英語免許希望学生(2ー4年次生)
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<授業の目的および概要>
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今年度は、詩やドラマより新しく、より身近でもある文学形態である小説の発展を中心に、長いイギリス文学史の一端に触れる。「キャノン」と見なされる作家や作品を具体的に取りあげ、文学と現実世界の間の相互作用を理解する中で、文学テクスト内外の世界に対する理解を深めたい。
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<到達目標>
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英語教育に携わることを目指す者として、その言語の背後に広がる大きな世界のひとつの表れとしての文学について学び、その発展過程を理解し、言語自体に対する興味とともに教養を深める。
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<授業の方法>
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講義とともに学生による意見発表・交換なども行う。時代に沿ってイギリス小説の発達を見る中で、具体的なテクストの抜粋を読み、多角的に解説を行う。
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<成績評価の方法>
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No | 評価項目 | 割合 | 評価の観点 |
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1 | 小テスト/レポート | 50 % | 正確な理解、論理性等 | 2 | 受講態度 | 20 % | 積極的な取り組みと充分な授業準備 | 3 | 発表/表現等 | 30 % | 意見発表の際の内容と表現の適切さ |
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<受講に際して・学生へのメッセージ>
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テキストの項目に記載のとおり、受講予定者は各自で『イギリス小説入門』を入手してください。発注等に問題がある場合は相談に来てください。知識は大切ですが、年代・作家・作品名を覚える、というようなことよりは、言語と言語によって織りなされる物語世界を通して「リアリティ」について考えられるということを学び、その楽しみを知ってほしいです。
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<テキスト>
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- 川口喬一, イギリス小説入門, 研究社出版, ISBN:4-327-37505-5,
(受講者数が若干名と予想されるため、生協に発注していない。受講予定者は各自でアマゾン等を通して入手してください。版は問わないので中古でも何でも可。)
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<参考書>
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(未登録)
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<授業計画の概要>
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1 ガイダンス<BR>2 イントロダクション<BR>3 小説誕生前夜<BR>4 ノンフィクションからフィクションへ<BR>5 書簡体小説、ピカレスク<BR>6 反小説、ゴシック・ロマンス<BR>7 オースティン、ブロンテ<BR>8 ディケンズ等<BR>9 キャロル等<BR>10 ハーディ等<BR>11 モダニストたち<BR>12 現代の寓話<BR>13 20世紀男性作家たち<BR>14 20世紀女性作家たち<BR>15 まとめ<BR><BR>レポート課題と短い発表を課す予定だが、受講者数等により小テストを行う可能性もある。また、授業の進捗状況等により授業計画に多少変更の可能性あり。ガイダンスにおいて説明する。
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