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授業科目名 政治学概説(国際政治を含む。)
時間割番号 162243
担当教員名 本間 信長
開講学期・曜日・時限 前期・金・III 単位数 2
<対象学生>
(未登録)
<授業の目的および概要>
投票の重要性を理解して政治を批判的に見ていくために、テキスト中心に幅広く政治学の初歩的知識(基礎的専門用語)を学習し、授業からテキストの補足および特に1990年代以降の現代日本政治に関する基礎的知識を学びます。
<到達目標>
1.学習した事項・用語を理解し覚え、単純に事項・用語の意味を問うような簡単な選択式問題では正答を導き出せるようになります。<BR>2.授業計画の学習内容にある各項目について予習・復習を通じて理解を深め、その知識を利用しながら政治事象について多角的に・冷静に見られるようになります。
<授業の方法>
・テキストの予習・前回授業内容の復習を前提とした演習に、講義を加えます。高校レベルまでのおさらいも含まれるので、今まで政治について学んでこなくても困りませんが、予習・復習は怠らないように。<BR>・事前・事後の学習について:学生は、ほぼ毎回テキストの指定範囲を読み、指示された語句について自ら基礎的な用語の定義や概念を学習します。授業冒頭に、予習範囲の「予習確認テスト」と前回授業の「復習小テスト」とが行われ、その後授業では講義形式でテキストの記載内容の解説・補足等が行われます。予習・復習の範囲および予習確認テストと復習小テストについては【授業計画の概要】と初回授業配布物を参照してください。<BR>・予習・復習の学習時間について:毎回の学習内容の難易度による差や自学習の慣れ・不慣れ等による個人差があると思いますが、予習確認テストのための学習は1時間以上、復習小テストのための復習は1時間以上になると推定されます。その他に、学期中一度の課題レポートと期末試験があり、それぞれ十分時間をかけて準備するようにしてください。
<成績評価の方法>
No評価項目割合評価の観点
1試験:期末期 13  %授業理解力、整理力、論理的思考力 
2小テスト/レポート 65  %授業理解力/整理力 
3受講態度 12  %予習確認テスト 
4発表/表現等 10  %期末試験の論述問題により批判的思考能力、叙述における論理的整合性 
<受講に際して・学生へのメッセージ>
 政治学や実際の政治現象に関心のある全ての方の受講を歓迎します。<BR><BR> なお、担当教員が本科目を今回初めて担当することもあり、成績評価の方法については受講者数の多寡等によって変更する可能性もあります(例えば、受講者数が少なければ平常点/受講態度をより重視する、など)。
<テキスト>
  1. 池尾靖志・佐藤史郎・上野友也・松村博行, はじめての政治学, 法律文化社, ISBN:9784589035899,
    (これを中心に学んでいきます。指示に従って、予習・復習すること。)
<参考書>
  1. 岡田憲治, ええ、政治ですが、それが何か?, 明石書店, ISBN:9784750340173
  2. マックス・ウェーバー、中山元訳, 職業としての政治 職業としての学問, 日経BP社, ISBN:9784822247225
  3. A.D.リンゼイ、永岡薫訳, [増補]民主主義の本質:イギリス・デモクラシーとピューリタニズム, 未来社, ISBN:4624300769
  4. 日本再建イニシアティブ, 民主党政権 失敗の検証, 中央公論新社, ISBN:9784121022332
  5. 篠原一, 歴史政治学とデモクラシー, 岩波書店, ISBN:4000025368
<授業計画の概要>
・各回の学習内容とそれぞれの予習・復習等:電子シラバスの文字数規制の関係でここでは概略のみとします。初回授業で、予習・復習範囲、各予習確認テスト、復習小テストの範囲を明示した詳細なものを配布します。ほぼ毎回小テストがありますので、各自それに従って準備してください。<BR><BR>☆回 ○テキスト予習範囲:学習内容 △予習しておく語句(第1回のみ、他は初回配布プリントによる。以下同様) ▽予習確認テストについて(第1回のみ) ◇復習小テスト範囲(第1回のみ) ◎復習の範囲やポイント等(第1回のみ) <BR><BR>☆第1回 ○1章「政治とは何か」:権力分立等 △三権分立/利益団体等/政治的無関心/立法過程 ▽予習確認テスト:練習 ◇第1回の範囲で練習 ◎立法過程において「一般の人々の政治的無関心」と「利益団体(圧力団体)」はどのような意味を持つか考えてみよう。/授業後まとめておく事項:D.イーストンによる「政治」の定義とテキストによるその現代日本に即した言い換え等<BR>☆第2回 ○2章「権力」:正統性(正当性)、権力等  ◎予習項目等の復習<BR>☆第4回 ○4章「市民革命と民主主義」、5章「現代の民主主義」:社会契約論/近代国家の諸原理<BR>☆第5回 ○6章「現代の政治体制」(主に日本と米国)、7章「選挙」:日・米の政治制度等/選挙制度等<BR>☆第6回 ○9章「国会と立法」、10章「内閣と行政」:国会、官僚制等<BR>☆第7回 ○11章「政党」、12章「利益団体」:政党の定義・機能、政党制の類型等、利益団体<BR>☆第8回 ○8章「世論とマスメディア」、13章「地方自治」:世論、地方自治等 <BR>☆第9回 ○14章「現代日本の政治」:1990年代以降の日本政治概説<BR>☆第10回 ○15章「この国の行方」:「大きな政府」「小さな政府」<BR>☆第11回 ○「小泉政権 ある「政治主導の政治」」:自民党総裁選と「強い首相」の誕生等<BR>☆第12回 ○「民主党政権 統治と権力」:各民主党内閣/2012年総選挙<BR>☆第13回 ○「2012年末からの安倍政権(内政中心に)」:経済政策/安全保障政策/科学技術政策等<BR>☆第14回 ○「重要法案とその審議1」(授業期間中の国会審議から適宜)<BR>☆第15回 ○「重要法案とその審議2」(授業期間中の国会審議から適宜)