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授業科目名 科学・デザイン・コミュニケーション
分類・系統自然科学 社会系
時間割番号 063230
担当教員名 鳥養 映子/串田 賢一/平田 光司/天野 忠夫/高橋 真理子/横山 広美
開講学期・曜日・時限 集中・(未登録)・(未登録) 単位数 2
<対象学生>
全学部全学年
<授業の目的>
現代人にもっとも必要とされているコミュニケーション力は,滑らかな会話やプレゼンテーションの技術と誤解している学生が少なくない.科学と人間のよりよい未来を築くために構成された,デザイン学とコミュニケーション学を学ぶことにより,異文化・異分野に共感する知情意(知識,感受性,意識)の力を磨く.<BR>デザインを通じたコミュニケーションによって新しい価値の創造活動を行うデザイナーと,これまで成り立ちにくいと考えられていた科学者と市民の間の科学に関するコミュニケーション学を開拓してきた3人の研究者によるオムニバス形式の講義と実践学習を行う.(特別ゲスト講演1回分の可能性あり)
<到達目標>  到達目標とは
No重要度目標詳細
1知識と視野異文化・異分野に共感し,それを伝えることができる.
デザインとエンジニアリングが協力して、お互いに持つ夢や希望を相互に高めあい、より高次元で実現することを理解できる.
2 能力と技能科学コミュニケーションの基礎を理解し,実践できる.
インタビューとプレゼンテーションを実践できる.
3 人間性と倫理性あなたがここに学ぶ理由,あなたが感動したことをプレゼンテーションできる.
<授業の方法>
日本でもっともホットな,科学コミュニケーションとデザインのスペシャリスト4人をお招きして,4月〜6月の土曜に集中講義を行う.受講者の科学コミュニケーションの指導もしていただく.1回分は県立科学館においてプラネタリウムを利用した講義を行う.いずれも他では聞けない講義である.日程は授業計画の概要を参照のこと.
<成績評価の方法>
No評価項目割合評価の観点
1受講態度 50  %講義に2/3以上出席し,議論や実践に主体的に参加する. 
2発表/表現等 50  %各回の課題プレゼンテーションで講義の成果を発表する. 
<受講に際して・学生へのメッセージ>
コミュニケーションとは、人の心にあなたの意図を伝えることにより期待するアクションを導き出す一連の行為のことだ!良いサイエンスコミュニケーションは、自身の研究の実りが多くなるというご利益がある。
<テキスト>
(未登録)
<参考書>
  1. サイエンスコミュニケーションのひろがり 縫い目のない文化を実現するために, 文部科学省 科学技術政策研究所
  2. 松本三和夫, 知の失敗と社会―科学技術はなぜ社会にとって問題か, 岩波書店, ISBN:4000238108
<授業計画の概要>
日程:4月から6月の土曜に集中講義.日時は別途お知らせします.毎回異なるので間違えないようにしてください.<BR><BR>第1講 「科学と社会:異文化と共感する能力とは?」<BR> 講師:高橋真理子先生(星空工房アルリシャ代表) <BR>    http://alricha.net/<BR>(1)プラネタリウム番組視聴、(2)番組製作論、(3)プラネタリウムを場にした科学コミュニケーション<BR>山梨県立科学館入場券売り場前9:30 集合。入場券不要。<BR><BR>第2講 「科学コミュニケーション」<BR> 講師:横山広美先生(東京大学准教授)<BR>    https://sites.google.com/site/hiromiyokoyama/<BR>(1)科学コミュニケーション概論、(2)共感・感動、(3)専門家への信頼<BR>(4)輿論(よろん)と世論(せろん)と科学、 (演習:あなたの作る・・・と人の物語)<BR><BR><BR>第3講 「"モノ" が伝えるコミュニケーション」<BR> 講師:天野忠夫先生(ミラノ在住フリーランスデザイナー、ミラノ大学講師)<BR>    http://www.japandesign.ne.jp/HTM/DCG/CURATOR/amano/<BR> 「モノ」−「伝達手段」−「相手」を具体的に考えて、企画/計画を紹介、実践。 普段は出来ないコト、<BR>今までしなかったコト、今後やりたいコト、など) コミュニケーションが苦手な「日本人」からの脱皮を図る?<BR> ・「モノ」:具体的な「物」でも「音楽」「映像」「写真」など何でも可能。<BR> ・「伝達手段」:直接手渡す、送る、サプライズで送る、寄贈する、売る、など<BR> ・「相手」:家族、友人、恋人、大学人、一般人、山梨県人、日本人、世界中の人。<BR> ・「理由・動機」:上記の行動の理由を説明<BR><BR>第4講 「デザインとコンセプト」(仮題)<BR> 講師:串田賢一先生(山梨県立工業技術センターデザイン技術部主任研究員)(交渉中)<BR>(1)商品開発におけるコンセプトの重要性、(2)発想法実習 静的&動的コミュニケーション、<BR>(3)新商品・新サービス企画作成実習<BR><BR>第5講 「科学と社会:異文化と共感する能力とは?」<BR> 講師:平田光司先生(総合研究大学院大学教授)<BR> http://www.incu-be.com/myplace/item_1269.html<BR>(1)科学とデザイン、(2)異文化と共感する能力とは?(3)博物館学 <BR>(4)全体のふりかえり
<JABEEプログラムの学習・教育目標との対応>
《機械システム工学科機械デザインコース》
(A)【機械工学の意義】
幸福・福祉の意義,自然と社会との係わりが理解でき,これらに及ぼす機械工学の影響が理解できる能力を身につける.
《電気電子システム工学科》
A-1:人としての常識を持ち,人の社会性を認識する
人間形成科目部門を通じて自分を取り巻く環境の中で円滑かつ持続的に活動を続けるための常識を身につけるとともに,テーマ別教養科目部門の内,「文化系」「社会系」「国際交流系」の科目を通じて歴史や様々な文化,社会の仕組みを理解し,社会人としての良識と倫理,多様な価値観を理解する広い視野を備える
 
《コンピュータ・メディア工学科 情報メディアコース》
(C) 科学技術が社会や自然に及ぼす影響や効果までを考慮できる多面的な地球的視野を会得し、国際的なコミュニケーションを可能とする基礎能力を修得する。