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授業科目名 メディア社会における心理
分類・系統社会科学 文化系
時間割番号 063044
担当教員名 岡林 春雄
開講学期・曜日・時限 後期・木・I 単位数 2
<対象学生>
全学生対象
<授業の目的>
現代人は、生きていく上で必要な情報をどこから手に入れているのか、どのようにその情報を処理しているのかを検討する。メディア社会のなかで、稀薄な人間関係を補うのもメディア、そのような関係を促進するのもメディアなのではなかろうか。この授業では、マスメディアだけでなく、パーソナルメディアを含み、検討する。
<到達目標>  到達目標とは
No重要度目標詳細
1知識と視野メディアとは何かを理解する
情報とは何かを理解する
人間の情報処理の特徴について理解する
2 能力と技能情報処理能力の確認ースキーマとの関係
人間関係能力(対人関係スキル)の確認
3 人間性と倫理性メディア暴力ーメディアスクラムと人権
<授業の方法>
講義ならびにディスカッション<BR>日常生活の中の具体例を学生の方から出してもらいながら、具体的に考える
<成績評価の方法>
No評価項目割合評価の観点
1試験:期末期 45  %上記到達目標をどのくらい達成できたか 
2小テスト/レポート 45  %日常生活の中からメディアと人間の関わりをとらえられたか 
3受講態度 10  %物事の見方、分析力から、発表を含む 
<受講に際して・学生へのメッセージ>
日常生活を考えた具体的で面白い授業です。ただし、レポートおよび試験、そして、講義において、自分の頭で考えることが求められますので、受身的な学習者にとっては、きつい授業になると思います。最後には、楽しかった、受けて良かった、という授業にしたいと思います。(申告さえしておけば単位がもらえる、という発想をもつ学生には不向きな授業です)
<テキスト>
  1. 岡林春雄, メディアと人間, 金子書房, ISBN:978-4-7608-3411-2
<参考書>
  1. 岡林春雄, 認知心理学入門, 金子書房
<授業計画の概要>
1.導入:日程と授業説明<BR>  社会の構造<BR>2.メディアとは<BR>3.情報とは<BR>4.情報とスキーマ<BR>5.メディアとコミュニケーション<BR>6.TVドラマとスキーマ<BR>7.マスメディアとパーソナルメディア<BR>8.中締めフィードバック<BR>9.メディアミックスの中での人権・暴力<BR>10.現代社会における人間関係とメディア<BR>11.個人と社会:メディアとの関わりの中で<BR>12.「誰も信じない」と「誰でも信じる」:メディア社会の中で<BR>13.社会システムとメディア<BR>14.質疑応答と課題提示<BR>15.まとめと総括的評価