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授業科目名 大学生のエンプロイアビリティ論
時間割番号 061032
担当教員名 渡辺 研次
開講学期・曜日・時限 後期・金・III 単位数 2
<対象学生>
原則として1年生に限る・定員50名
<授業の目的>
本講義では大学生のエンプロイアビリティの発達過程を習得する。大学生のエンプロイアビリティとは、卒業時に就く仕事で有能感を獲得することである。そのための発達過程を英国で普及しているUSEMモデルから学ぶ。そのうえで、大学1年で習得したい6つの基礎力について討議する。
<到達目標>  到達目標とは
No重要度目標詳細
1 知識と視野大学生のエンプロイアビリティは4つの要素で構成される。4つの要素とは、学業の理解、個人の特性、汎用的スキル、発達を管理する力である。これらの要素の関係性を理解し、発達的な視点を養うことを目的とする。
2能力と技能大学1年次で6つの基礎力を高めることを目的とする。6つの基礎力とは、すすんで学ぶこと、自発性、ストレス耐性、リーダーシップ、チームワーク、グローバルな理解である。
3 人間性と倫理性学生はグループ演習やグループワークを通じて、課題をやり遂げる過程で、相互に影響しあい、内省することを習得する。
<授業の方法>
1.初回の授業時に、講義全体にわたるガイダンスを行なう。第3回の授業では、グループ編成を発表する。<BR>2.授業は、講義とグループ演習、グループワークで構成される。(ここではグループワークとはグループ課題への取り組みを授業時間外で行い、グループ演習とはグループ課題を授業時間内に行うことをいう。)
<成績評価の方法>
No評価項目割合評価の観点
1試験:期末期 40  %試験に代えて要約レポート(4回)を提出する  
2試験:中間期 20  %中間テストを実施する 
3小テスト/レポート 20  %授業理解のため小テスト等を複数回行う 
4発表/表現等 20  %グループ演習、グループワーク、講義における貢献度 
<受講に際して・学生へのメッセージ>
1.要約レポートは授業時に持参し、グループメンバー間で交換して改善点を指摘し合う。<BR>2.グループワークがある。グループワークはグループメンバーが講義時間外に集り、課題に対する自分たちの考えをまとめる。指定された課題をパワーポイントで発表する。<BR>3.要約レポートの提出(4回)は単位取得の要件となる。
<テキスト>
  1. 溝上慎一, 大学生の学び・入門, 有斐閣アルマ、2006年, ISBN:4-641-12282-2
  2. 大久保幸夫, キャリアデザイン入門〔1〕基礎編, 日系文庫、2006年, ISBN:978-4-532-11096-3
<参考書>
(未登録)
<授業計画の概要>
01:講義:講義に用いる概念(用語)の説明<BR>02:講義:講義に用いる概念(用語)の説明<BR>03:講義:グループ編成と3つのプロジェクトの説明<BR>04:演習:「大学生のエンプロイアビリティ」を読むプロジェクト(1)<BR>05:演習:トピック(六角形モデルと職業適性)<BR>06:演習:トピック(計画された偶然と学生事例)<BR>07:演習:トピック(VIA-ISを用いて自分の強みを知る)<BR>08:講義:「大学生のエンプロイアビリティ」の講義とテスト<BR>09:講義:要約レポートのプロジェクト(2)<BR>10:演習:「将来やりたいことと勉強」の要約と討議<BR>11:演習:「大学生のコンピテンシー」の要約と討議<BR>12:演習:「勉強を活用する力」の要約と討議<BR>13:演習 6つの基礎力にかかわるプロジェクト(3)<BR>14:演習 6つの基礎力の理解を深める<BR>15:演習 行動計画を作る、キャリアガイダンス