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授業科目名 環境法
時間割番号 L40059
担当教員名 交告 尚史
開講学期・曜日・時限 集中・(未登録)・(未登録) 単位数 2
<対象学生>
地域社会システム学科、環境科学科 3年
<授業の目的および概要>
環境(生活環境・自然環境)の保護並びに環境紛争の予防及び解決に関連する環境法を取り上げる。環境問題と環境法制の歴史的展開から始めて、環境法の基本理念・体系・特色、環境保全のための手法、汚染排出の防止・削減に関する法、廃棄物処理とリサイクル法制、化学物質管理法制、自然環境保全法制、環境アセスメント法制、公害環境紛争の解決、環境行政組織と法制度を順に学んで行く中で、各法制度の仕組み及び課題を理解する。その中で、実際の環境訴訟の事例とその争点を判例に即して検討するとともに、環境政策に関して進行中の議論を把握する。最後に、地球環境問題の解決をめざす国際環境法(国際条約など)についても学ぶ。
<到達目標>
(1) 環境法の基本的な体系を理解し、具体的な環境問題を体系的に位置付けられること。<BR>(2) 基本的な法制度の(枝葉末節ではなく)概要、趣旨、および課題を習得すること。<BR>(3) 環境訴訟および環境行政組織の機能と限界について習得すること。<BR>(4) 具体的法規制を調査・分析するための基本的な方法を身につけること。
<授業の方法>
毎回の講義の最後に小テストをおこなう。
<成績評価の方法>
No評価項目割合評価の観点
1試験:期末期 70  %理解度を確認する 
2小テスト/レポート 15  %理解度を確認する 
3受講態度 15  %リアクションペーパー等で講義に関する学習意欲を評価する 
<受講に際して・学生へのメッセージ>
特になし
<テキスト>
  1. なし
<参考書>
  1. 南博方、大久保規子, 要説環境法第4版, 有斐閣, ISBN:978-4-641-13071-5
<授業計画の概要>
第1回:環境法の歴史、環境法の基本理念及び基本原則、環境基本法<BR>第2回:環境法の法源と体系、環境政策の手法<BR>第3回:汚染排出の防止・削減に関する法(1)<BR>第4回:汚染排出の防止・削減に関する法(2)<BR>第5回:廃棄物処理法、リサイクル法<BR>第6回:環境リスク管理法<BR>第7回:自然保護法(1)<BR>第8回:自然保護法(2)<BR>第9回:環境影響評価、その他市民参加<BR>第10回:国際環境法と国内対応(1)(気候変動に関する国際交渉を含む)<BR>第11回:国際環境法と国内対応(2)<BR>第12回:環境訴訟(1)<BR>第13回:環境訴訟(2)<BR>第14回:環境行政組織<BR>第15回:総括評価:まとめ