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授業科目名 データサイエンス及び演習
時間割番号 L40027
担当教員名 下川 敏雄
開講学期・曜日・時限 後期・木・III 単位数 2
<対象学生>
地域社会システム学科・環境科学科2年生
<授業の目的および概要>
環境工学,計量社会学,計量経済学だけでなく,医学・生物学といった幅広い分野で統計科学は重要である.アンケート調査などを中心に,これらの分野では,単一変量(一つの項目・特性値)のみを分析するだけでなく,多変量データ(複数の項目・特性値)を分析することが多い.<BR> ここでは,統計的推測の復習から多変量データの分析方法についての基礎について学ぶ.さらに,統計解析ソフトウェアRを通して,これらの方法の利用について学ぶ.
<到達目標>
基礎統計学、基礎統計学演習の履修が望ましい.数理的知識は,強く望まないが.e-learning教材を必ず見る必要がある.<BR><BR>なお,e-learning内のPPTおよび解説資料は,インターネット内にて配布し,授業内では課題が書かれた用紙しか配布しないので,事前に印刷物を準備することとする.
<授業の方法>
講義前にe-learning教材を聴講し,講義時間内には演習を行う反転授業の形式をとる.そのため,事前の予習が必要である.演習内では統計ソフトウェアRを利用する.このそふとは,フリーソフトウェアなので,自宅にパソコンがあれば自宅学習も可能であり,また,現在の統計学におけるデファクトスタンダードである.
<成績評価の方法>
No評価項目割合評価の観点
1試験:期末期 10  %理解度を確認するための質問形式の試験を行う. 
2試験:中間期 10  %理解度を確認するための質問形式の試験を行う. 
3小テスト/レポート 70  %演習後にレポート課題を提示する. 
4受講態度 10  %私語は厳禁とする. 
<受講に際して・学生へのメッセージ>
データサイエンスおよび演習は,統計学が「使える」ことを意図します.そのため,演習レポートを最重要視します.講義・演習を含めて私語は厳禁とします.とくに,講義中の私語につきましては,それなりの処置を行います.
<テキスト>
(未登録)
<参考書>
  1. 村瀬洋一, 高田 洋, 廣瀬毅士, SPSSによる多変量解析, オーム社, ISBN:4274066266
  2. 足立 浩平, 多変量データ解析法―心理・教育・社会系のための入門, ナカニシヤ出版, ISBN:4779500575
  3. Brian Everitt, Torsten Hothorn, An Introduction to Applied Multivariate Analysis with R, Springer, ISBN:1441996494
<授業計画の概要>
第1回:イントロダクション、Rの基礎I<BR>第2回:Rの基礎II<BR>第3回:統計的推測のRでの計算法I(t検定、母比率の差の検定、カイ2乗検定)<BR>第4回:統計的推測のRでの計算法II(ノンパラメトリック検定)<BR>第5回:確認テスト<BR>第6回:外的基準がある場合の統計的データ解析I:回帰分析<BR>第7回:外的基準がある場合の統計的データ解析II:判別分析<BR>第8回:外的基準がある場合の統計的データ解析III:ロジスティック回帰分析<BR>第9回:外的基準がある場合の統計的データ解析IV:Poisson回帰分析<BR>第10回:外的基準がある場合の統計的データ解析IV:回帰樹木、分類樹木<BR>第11回:外的基準がない場合の統計的データ解析I:主成分分析<BR>第12回:外的基準がない場合の統計的データ解析II:因子分析<BR>第13回:外的基準がない場合の統計的データ解析III:多次元尺度法<BR>第14回:外的基準がない場合の統計的データ解析IV:クラスター分析<BR>第15回:総合演習