山梨大学電子シラバス

授業科目名

環境アセスメント実習

時間割番号

L30044

担当教員名

風間　ふたば／片岡　良太／西田　　継／鈴木　保任

開講学期・曜日・時限

後期・月・III-IV

単位数

＜対象学生＞

環境科学科　３年生

＜授業の目的および概要＞

「環境分析化学I・II」の講義内容の理解を深めるとともに、「環境影響評価」や「環境保全学」「環境化学」などの講義の理解につながる実習を行う。　　　　　　　　　　　　　（全１５回） (ガイダンス・試料採取：全員／１回) （風間・片岡／７回）試料調製・環境中の微量有害物質の測定・ガスクロマトグラフィーによる農薬や揮発性有機物の分析・吸光光度法やＩＣＰによる土壌中の重金属の定量と形態分析・簡易水質分析について学ぶ。　　　　　　　　　　　　　　　　 （西田・鈴木／７回）水の有機汚濁関連物質の計測・水の安定同位体比測定について学ぶ。

＜到達目標＞

一般的な環境計測技術手法ならびに前処理方法を学習し、環境分析を行う上での留意点を理解する。これを踏まえて、計測データの正しい見方を習得する。

＜授業の方法＞

実験形式により進める

＜成績評価の方法＞

No	評価項目	割合	評価の観点
1	小テスト／レポート	50 %	実験結果の正しい記述
2	受講態度	50 %	積極的な受講態度

＜受講に際して・学生へのメッセージ＞

(未登録)

＜テキスト＞

(未登録)

＜参考書＞

(未登録)

＜授業計画の概要＞

第１回：（全員） ガイダンス：授業の概要および受講方法等の説明を行い、その後大学構内あるいは周辺出かけ現場を確認しながら試料採取を行う。 第２回：（風間・片岡） ガスクロマトグラフイー（GC）による環境分析（１） GCの基本構造の理解と基本操作・内標準法による定量法の理解 第３回：（風間・片岡） ガスクロマトグラフイー（GC）による環境分析（２） 水中の溶存有害有機物（個相抽出法による抽出と濃縮操作）ならびに揮発性有機物（ヘッドスペース法）の定量 第４回：（風間・片岡） ガスクロマトグラフ質量分析計（GCMS）による環境分析 GCMSの原理とこれを用いた食品中の残留農薬の検出 （食品中の農薬の抽出と精製とGCMSによる定性） 第５回：（風間・片岡） 土壌環境中の全クロムの定量分析 全クロム測定用前処理とICPによる定量 第６回：（風間・片岡） 土壌環境中のクロムの形態分析 吸光光度法を用いたクロムの形態分析 第７回：（風間・片岡） 有害物質の土壌吸着特性試験 形態別クロムの土壌吸着定数 第８回：（風間・片岡） パックテストなどの簡易水質分析による環境状態の迅速把握とその限界の理解 第９回：（西田・鈴木） 有機汚濁関連項目の測定（１） 溶存酸素測定用試薬の調製とBOD試験の用意 第10回：（西田・鈴木） 有機汚濁関連項目の測定（２） 採取試料のBODの測定 第11回：（西田・鈴木） 有機汚濁関連項目の測定（３） 試薬の調製と採取試料のCODMnならびにTOC測定 第12回（西田・鈴木） 富栄養化関連項目の測定と評価（１） 水中のアンモニア性窒素、亜硝酸性窒素、硝酸性窒素測定の試料調製と検量線の作成 第13回（西田・鈴木） 富栄養化関連項目の測定と評価（２） 水中の窒素の形態分析 第14回（西田・鈴木） 水の安定同位体比分析による水循環の理解（１） 採取試料の分析 第15回（西田・鈴木（保）） 水の安定同位体比分析による水循環の理解（２） 水の混合比計算