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授業科目名
担当教員
高電圧工学
秋津 哲也
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
282005 2 EE,ES過年度生 3 後期 I
[概要]
本科目では,電気回路理論と電磁気学を基礎として,気体中の絶縁破壊などの基礎的減少とパルスパワー工学による高電圧・大電流の発生・計測を紹介する.巨大化するエネルギー需要を支える大型発電所からの長距離高電圧送電の技術に加え,再生可能エネルギーからの安定な電気エネルギー供給など,年々技送電技術は多様化している.この講義の目的は次のようである.<BR>1.高電圧の発生,電力の制御・計測方法の基礎を理解する<BR>2.日本のエネルギー事情を国際関係の中で理解する<BR>3.高電圧機器の構造,回路のサージなどの過渡現象を解析できる
[具体的な達成目標]
1.エネルギーと環境問題について説明できる<BR>1.1 主要な発電方法とエネルギー需要<BR>1.2 再生可能エネルギーによる発電と電力供給<BR>2.送電線の絶縁強調と周波数,電力伝送の効率について説明できる<BR>3.高電圧送電線のサージ・過渡現象について説明できる<BR>4.直流・AC・インパルス高電圧の発生方法について説明できる<BR>5.エネルギー問題の環境的側面,1次エネルギー限供給について説明できる
[必要知識・準備]
電磁気学?、電子回路等の電気に関する基礎工学
[評価方法・評価基準]
No評価項目割合評価の観点
1試験:期末期 100  %パルスパワー・エネルギー供給に関する諮問によって理解度を評価する 
[教科書]
  1. 電気学会編, 高電圧大電流工学, オーム社, ISBN:4-88686-209-8
[参考書]
(未登録)
[講義項目]
1.再生可能エネルギーとエネルギー戦略<BR>  1次エネルギー輸送と電力輸送/自然エネルギーとデマンドサイドコントロール<BR>2.高電圧工学<BR>(1)なぜ勉強するのか<BR>3.放電現象の基礎過程の直観的理解<BR>(1)誘電体<BR>(2)気体媒質中の衝突と素課程<BR>4.気中の放電現象<BR>(1)気体の絶縁破壊<BR>(2)パッシェンの法則<BR>(3)電極<BR>(4)負性気体と絶縁<BR>5.直流放電<BR>6.高電圧の発生方法<BR>(1)直流・交流・インパルス電圧発生<BR>(2)静電エネルギーと磁気エネルギーによる蓄積<BR>7.複合誘電体の放電・高電圧機器<BR>(1)複合誘電体中の電界と沿面放電<BR>(2)高電圧機器<BR>8.直流送電・長距離エネルギー供給における課題
[教育方法]
教科書と演習問題の説明と最新の事例の解説
[JABEEプログラムの学習・教育目標との対応]
《電気電子システム工学科》
C-4:電気電子工学分野の専門知識・技術を身につける
基礎工学部門・応用工学部門に含まれる科目を通じて電気電子工学分野の専門知識・技術を身につける
 
[その他]
(未登録)