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授業科目名
担当教員
形式言語とコンパイラ
鍋島 英知
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
263135 2 CS,FG過年度生 3 後期 II
[概要]
記号を扱うコンピュータの論理モデルであるオートマトンと形式言語について学び,その重要な応用であるコンパイラの構成法について学習する.計算の記述とその計算機による実現は情報処理の基礎であり,本科目ではその理論的背景と実践的技術について学ぶ.
[具体的な達成目標]
1.有限オートマトンと正規表現の関係を理解できる<BR>2.構文木,文脈自由文法,曖昧な文法,文脈自由文法と正規文法の関係を理解できる<BR>3.字句解析,構文解析手法について理解できる
[必要知識・準備]
・離散数学における集合,グラフ,関係に関する知識を有すること<BR>・計算機アーキテクチャに関する基本的な知識を有すること<BR>・アルゴリズムとデータ構造に関する基本的な知識とプログラミング能力を有すること
[評価方法・評価基準]
No評価項目割合評価の観点
1試験:期末期 40  %達成目標2と3の理解度を評価する 
2試験:中間期 30  %達成目標1と2の理解度を評価する 
3小テスト/レポート 30  %達成目標2と3の理解度を評価する 
[教科書]
(未登録)
[参考書]
  1. 岩間 一雄, オートマトン・言語と計算理論, コロナ社, ISBN:9784339018219
  2. 中田 育男, コンパイラ, オーム社, ISBN:9784274130137
  3. 小倉 久和, 形式言語と有限オートマトン入門, コロナ社, ISBN:9784339023398
  4. J. ホップクロフト, オートマトン言語理論 計算論〈1〉, サイエンス社, ISBN:4781910262
[講義項目]
第1回:言語とは何か・なぜ必要か<BR>第2回:正規表現と有限オートマトン<BR>第3回:非決定性オートマトン<BR>第4回:有限オートマトンと正規表現の等価性<BR>第5回:有限オートマトンの能力の限界<BR>第6回:文脈自由文法,正規言語<BR>第7回:文脈自由文法の標準形<BR>第8回:中間評価(総括とまとめ)<BR>第9回:字句解析<BR>第10回:構文解析:下向き構文解析<BR>第11回:構文解析:上向き構文解析<BR>第12回:構文解析:上向き構文解析,誤り処理<BR>第13回:コンパイラコンパイラの紹介,字句解析演習<BR>第14回:構文解析演習<BR>第15回:最終評価(総括とまとめ)
[教育方法]
・講義ではプロジェクタを使い,説明する.また,講義中に用いるスライドの内容を紙媒体で配布する.<BR>・講義中に簡単な演習問題を解かせる.
[JABEEプログラムの学習・教育目標との対応]
(未登録)
[その他]
・学生の理解度に合わせて,内容を変更する場合がある.