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授業科目名 西洋史講読IIA
時間割番号 162211A
担当教員名 皆川 卓
開講学期・曜日・時限 後期・木・V 単位数 2
<対象学生>
専修2〜4年生
<授業の目的および概要>
前期のベッカーリアの刑法論の元になっている「社会契約論」を理解するため、J.ロックの『市民政府論』を購読します。
<到達目標>
社会契約論のアウトラインを把握し、近代社会の正当性を論理的に説明する能力を習得すると共に、現実の人間関係の中で浮上するその問題点を理解する。
<授業の方法>
前期と同様、受講者全員がテキストを輪読して各箇所の理解を確認し、その趣旨に関して意見を述べ合います。
<成績評価の方法>
No評価項目割合評価の観点
1受講態度 50  %理解力 
2発表/表現等 50  %表現力 
<受講に際して・学生へのメッセージ>
ヨーロッパに生まれた近代社会の発想は、何よりも社会契約論に基づいています。ですから社会契約論が分かっていなければ、近代社会を批判する能力を持ちえません。醤油が大豆や塩や麹から一定の温度や環境で作られていることを知らずに醤油の味を批判しても、単なる不平で終わり、改善のための手を何も打つことができないのと同じです。<BR>(1)討論に対する受講者の積極的な参加を評価します。<BR>(2)テキストは第2回までに各自で生協等に注文購入してください。
<テキスト>
  1. J.ロック, 市民政府論, 岩波書店, ISBN:4003400771
<参考書>
(未登録)
<授業計画の概要>
第1回.オリエンテーリング(著者の生きた時代および著者のプロフィール)<BR>第2回以降.輪読・討論