授業科目名
|
近代文学演習IA
|
時間割番号
|
162011A
|
担当教員名
|
大木 志門
|
開講学期・曜日・時限
|
前期・火・III
|
単位数
|
2
|
<対象学生>
|
2年〜4年次生
|
<授業の目的および概要>
|
近年の風潮として、様々な要因から自らの出身地・生活の拠点である「地元」を見直す動きが見られ、また教育の現場においても「ふるさと教育」の必要性が再び言われるようになってきている。そこで本演習では近代から現代までの文学作品のうち、山梨にゆかりのある文学者や作品を取り上げ、そこで表現されている「地域性」の問題を検討することを課題とする。素朴なふるさと観を超えて、現代において郷土を問題にする意味を考える、複眼的な観点を獲得することを目指す。また作業を通して、近代文学研究の基本的な調査方法を学ぶ。
|
<到達目標>
|
近代文学を研究するために必要な、基礎的な調査能力および立論能力を身につけること。およびそれをもとにしたレジュメ作成および発表の技術を養うこと。また、山梨県が持つ文化資本としての「文学」の問題を意識し、自らの観点でそれを表現できるようになること。
|
<授業の方法>
|
主に演習形式で進める。
|
<成績評価の方法>
|
No | 評価項目 | 割合 | 評価の観点 |
---|
1 | 小テスト/レポート | 30 % | 発表を発展させた期末レポート | 2 | 受講態度 | 30 % | 演習参加姿勢、発言の内容等 | 3 | 発表/表現等 | 40 % | 発表形式と内容 |
|
<受講に際して・学生へのメッセージ>
|
地域の文化施設や書店などのイベントなどにもアンテナを広げ、身のまわりの文化的事象に関心を持つように。
|
<テキスト>
|
- 特に定めず。
|
<参考書>
|
- 特に定めないが、山梨県立文学館の刊行物はいずれも有用であるので、適宜参考とすることを勧める。
|
<授業計画の概要>
|
1、ガイダンス<BR>2、概論 「ふるさと」をめぐる問題<BR>3、山梨の文学概説<BR>4、準備作業(グループワーク)<BR>5、調べ方のガイダンス1 大学図書館・国会図書館などの利用<BR>6、調べ方のガイダンス2 地域図書館・地域文学館などの利用<BR>7〜14、発表 <BR>15、まとめ
|