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授業科目名 中等国語科教育法III
時間割番号 160324
担当教員名 大木 志門
開講学期・曜日・時限 前期・木・II 単位数 2
<対象学生>
2年次生
<授業の目的および概要>
中学および高等学校の国語教科書に取りあげられることの多い明治から昭和期の小説を中心に、「文学作品」としての様々な研究方法を用いた分析と、それをもとにした授業の実践の可能性を考える。
<到達目標>
国語教科書に収録された文学作品を、作家情報、文学史的・文化史的背景、作品の構造、注釈上の問題、語り等の観点から多角的に解釈できるようにする。また学校現場における国語科教育の理論的また実践的な諸課題に則して、日本近代文学研究の知識や分析能力を展開することができるようになることを目指す。
<授業の方法>
講義を中心に進めるが、必要に応じてグループワークや参加者の発表を取り入れる。
<成績評価の方法>
No評価項目割合評価の観点
1小テスト/レポート 70  %期末レポートの内容。授業内容の理解と発展性から評価する。 
2受講態度 30  %授業への参加の積極性、リアクションペーパーの内容などから総合的に評価する。 
<受講に際して・学生へのメッセージ>
配布したプリントを読み込んでくること。受講者が文学作品を教材とすることの意味について考える契機となることを期待する。
<テキスト>
  1. プリントを適宜配布する。
<参考書>
  1. 紅野謙介・清水良典編, 『高校生のための近現代文学ベーシック ちくま小説入門』, 筑摩書房, ISBN:978-4480917232
<授業計画の概要>
取りあげる教材とスケジュールは授業の進み具合や受講者の関心等によって調整する。<BR>1、ガイダンス<BR>2、教材としての文学作品についての諸問題<BR>3、文学史の要点、注釈と歴史的理解の重要さについて<BR>4〜5、志賀直哉「小僧の神様」<BR>6〜7、夏目漱石「坊っちゃん」<BR>8〜9、樋口一葉「たけくらべ」<BR>10〜11、森&#40407;外「舞姫」<BR>12〜13、太宰治「女生徒」<BR>14〜15、横光利一「蠅」