山梨大学電子シラバス

授業科目名

生理学２

担当教員

佐藤　　悠

時間割番号

単位数

履修年次

期別

M004042

通期

［学習目標］

＜一　般　目　標（ＧＩＯ）＞ 　生体の正常機能の解明を目的とする生理学への理解を深め，機能障害に対して適切な対応のできる医師となるために，生理学における基礎医学的知識を修め， 生理学実験法について理解を深め，実験結果の解釈をする能力を身につける。 ＜行　動　目　標（ＳＢＯｓ）＞ ［１　知　　　識］ (1）生体の正常機能を学習する。正常機能が障害されて生じる臨床症状を理解する。 (2）生理学は自然科学の一分野であり，実験結果の解釈によって成立する。新しい実験結果によって古い解釈は日々更新されている。実験結果の解釈だけではなく 実験結果そのものも学習する。 ［２　技　　　能］ 　実験は目的，方法，結果，考察の４項目から成り立つ。この生理学的実験手技の基本を修得する。 ［３　態　　　度］ 　知識の暗記ではなく，実験結果からなにが引き出されるかを自分で考察することが重要である。講義中に自分で考えて質問すること。

［授業計画］

2013年度（平成２５年度）授業計画<BR>1 4月12日 (金) 時限　I,II　担当:　佐藤　視覚（眼球）<BR>2 4月19日 (金) 時限　I,II　担当:　佐藤　視覚（脳）<BR>3 4月26日 (金) 時限　I,II　担当:　佐藤　認知、選択的注意<BR>4 5月10日 (金) 時限　I,II　担当:　北間　心臓(電気的活動)<BR>5 5月17日 (金) 時限　I,II　担当:　北間　心臓(機械的活動)<BR>6 5月22日 (水) 時限　I,II　担当:　地本　循環(動静脈系 毛細血管系)<BR>7 5月24日 (金) 時限　I,II　担当:  北間　腎機能(糸球体　尿細管)<BR>8 5月29日 (水) 時限　I,II　担当:　地本　循環(臓器別　調節)<BR>9 5月31日 (金) 時限　I,II　担当:  北間　腎機能(調節、排尿)<BR>10 6月05日 (水) 時限　I,II　担当: 姚　　腎循環<BR>11 6月07日 (金) 時限　I,II　担当: 酒井　味覚、嗅覚、脳波<BR>*6/24, 25, 26, 27, 28, 7/1, 2, 3, 4, 5 生理学実習期間<BR>12 7月10日 (水) 時限　I,II　担当:酒井　音声、聴覚（末梢）<BR>13 7月12日 (金) 時限　I,II　担当:酒井　聴覚（中枢）<BR>*9/17, 18, 19, 20, 24, 25, 26, 27 前期試験期間<BR>14 10月04日 (金) 時限　I,II　担当:秦　体性感覚<BR>15 10月11日 (金) 時限　I,II　担当:秦　感情　学習<BR>16 10月18日 (金) 時限　I,II　担当:秦　記憶<BR>*10/25(金) 医学部キャンパス学園際<BR>17 11月01日 (金) 時限　I,II　担当:秦　言語<BR>18 11月08日 (金) 時限　I,II　担当:秦　高次意識<BR>19 11月15日 (金) 時限　I,II　担当:佐藤　反射運動<BR>20 11月22日 (金) 時限　I,II　担当:佐藤　随意運動<BR>21 11月29日 (金) 時限　I,II　担当:佐藤　自動運動<BR>22 12月06日 (金) 時限　I,II　担当:佐藤　平衡感覚、眼球運動<BR>23 12月13日 (金) 時限　I,II　試験<BR><BR>オリエンテーション<BR><BR>＊出席調査：9：00 AMまでに着席すること。<BR>9：00～9：15 AMにチェック。<BR>15 枚以上の出席票により 2/3 以上の出席とみなす。<BR>実習は必ず出席のこと。<BR><BR>＊講義の進行<BR>講義は積み上げ式である。<BR>前回の講義内容を理解してから次の講義に臨むこと。<BR>質問を歓迎する。<BR>席をたたない、飲食しない、携帯電話は使用しない<BR>＊講義資料：<BR>講義に使用する図と要旨は下記アドレスににある。<BR>要旨の内容を講義中に質問するので、講義前に予習しておくこと。<BR>アドレス：http://coyote.med.yamanashi.ac.jp/ <BR>パス名：基礎医学系\生理学第２ <BR>ファイル名：生理学２（佐藤）講義プリント.doc<BR><BR>＊レポート提出<BR>１各講義（時限I+II）ごとに 「授業内容」 または 「授業内容に関する設問」 をまとめたレポートの提出を求める。<BR>２形式：「Ａ４用紙」に「手書き」とし、印刷は認めない。<BR>　提出先：講義日8時45分～9時は講義室　それ以外の日時は基礎研究棟５階生理学集会室。<BR>　締切：1週間後の講義の開始まで。ただし最終授業や再提出の締切については、CNSで掲示する。<BR>３レポート点：<BR>　前期は佐藤、酒井担当分　各レポートを1.6 点とし、合計点の小数点以下切り上げ。<BR>北間、地本、姚分　各レポートを1.4点とし、合計点の小数点以下切り上げ。<BR>　後期は各レポートを1.1 点とし、小数点以下切り上げ。<BR>４ レポートは教員がチェックし不十分とみなした場合、再提出をもとめる。<BR>５ 授業内容について「質問」があったらレポート末尾に書くこと。回答は次回の講義またはメールにて行う。<BR>　また講義方法等に関する「意見」についてもレポート末尾に書くこと。授業改善の参考とする。<BR><BR>＊試験<BR>　前期試験（佐藤・酒井)(北間・地本・姚）　９月<BR>　後期試験（佐藤・秦） １２月１３日<BR>　最終追試　一回だけ行うことがある。<BR>　<BR>　記述式　１問題につき１枚の解答用紙表裏に記述すること。<BR>　採点基準は人体機能を本質的に論理的に理解しているかどうかにある。<BR>　論理的記述を採点する。単語の羅列は採点しない。<BR>　<BR>＊進級の必要条件<BR>　佐藤・酒井前期分、北間・地本・姚前期分、佐藤・秦後期分それぞれに合格する必要がある。<BR>　解答点が90点満点、レポート点は10点満点 合計 100 点満点で採点を行う。<BR>　レポート提出が全く無い場合は合格には90点満点中60点以上取る必要がある。<BR><BR>＜実　習　内　容＞<BR><BR>実習時期：6/24-7/5 <BR>内　　容：<BR>１．腎機能（純水及び生理食塩水負荷時の水，電解質，体液浸透圧調節，クレアチニンクリアランス）<BR>２．心電図（心電図の記録と測定）<BR>３．循環調節（圧反射，交感神経，副交感神経の役割）<BR>４．脳波（脳波基礎律動の記録，睡眠）<BR>＊実習は必ず出席すること。各実習項目ごとにレポートの提出が必要。<BR><BR>月　心電図 北間、矢口<BR>火　脳波　　　秦<BR>　　循環　　　地本、酒井<BR>水　予備<BR>木　腎　　　北間、矢口<BR>金　脳波　　　秦<BR>　　循環　　　地本、酒井

［到達目標］

正常な生体機能の作動原理を理解する。 正常な生体機能が障害された場合どのような機能障害が生じるか理解する。

［評価方法］

No	評価項目	割合	評価の観点
1	試験：期末期	90 %	正常な生体機能とその障害症状の意味を本質的に「理解」しているかどうか、論理的思考過程を記述式試験で見る。単に単語を羅列した答案は理解していないとみなす。単位取得には佐藤前期、北間前期、佐藤後期のそれぞれの定期試験すべてに個別に合格する必要がある。３者の合計による判定はしない。追試は１回のみ２月下旬に行うことがある。
2	小テスト／レポート	10 %	指定項目の手書きレポートを採点する

［教科書］

［参考書］