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授業科目名 エネルギーマネジメント
時間割番号 L40025
担当教員名 島崎 洋一
開講学期・曜日・時限 後期・月・III 単位数 2
<対象学生>
(未登録)
<授業の目的および概要>
企業、行政、地域におけるエネルギーの経営管理、新エネや省エネの導入計画を主題とする。エネルギーに係わる基礎知識と最新動向を踏まえた後、地域におけるエネルギー需給の特徴を定量的に把握するため、エネルギーバランス表を用いて、統計データの解読方法を学習する。また、身近なエネルギー管理の例として、家庭や大学におけるエネルギー消費量を分析し、季時別影響や生活行動との関係を学習する。
<到達目標>
エネルギーの基礎知識、最新事情、経営管理を理解することができる。<BR>エネルギーと社会の因果関係を知ることができる。<BR>エネルギーデータの解読や分析をすることができる。
<授業の方法>
トピックスに関する視覚教材を活用した講義が中心である。<BR>エネルギー情報収集の課題提出がある。<BR>エネルギーデータ分析の発表会を行う。
<成績評価の方法>
No評価項目割合評価の観点
1試験:期末期 30  %一定以上の出席者のみに行う。講義内容の理解度を問う。 
2小テスト/レポート 50  %レポート提出を重視し、課題に対する情報収集力や論理的思考力を問う。 
3受講態度 20  %リアクションペーパにより、講義毎に理解度を問う。 
<受講に際して・学生へのメッセージ>
文系理系を問わず履修可能である。
<テキスト>
  1. 経済産業省資源エネルギー庁, 日本のエネルギー
<参考書>
  1. 日本エネルギー経済研究所計量分析ユニット編, 改訂3版図解エネルギー・経済データの読み方入門, 省エネルギーセンター, ISBN:978-4879733894
  2. 鈴木 基之,柏木 孝夫, エネルギーと社会(放送大学教材), 放送大学教育振興会, ISBN:978-4595312830
<授業計画の概要>
第1回:エネルギーと現代社会<BR> エネルギーの基礎知識を踏まえて、社会との関係を理解することができる。<BR>第2回:日本のエネルギー事情<BR> 安定供給の確保、環境への適合、市場原理の活用を理解することができる。<BR>第3回:原子力と核燃料サイクル<BR> 原子力に対する国内外の現状と今後の動向について理解することができる。<BR>第4回:新エネルギーと技術開発<BR> 新エネルギーの導入事例、可能性、課題を理解することができる。<BR>第5回:運輸エネルギーの次世代化<BR> 石油代替として、電気自動車、バイオ燃料の開発を理解することができる。<BR>第6回:スマートグリッドの概念<BR> 情報通信技術を用いた次世代型送配電網の概要を理解することができる。<BR>第7回:地域のエネルギー事情<BR> 山梨のエネルギー事情や特徴を理解することができる。<BR>第8回:エネルギーバランス表の解読1<BR> エネルギーの生産、転換、消費の過程を定量的に分析することができる。<BR>第9回:エネルギーバランス表の解読2<BR> バランス表を用いて、時系列変化や地域特性を分析することができる。<BR>第10回:省エネルギー対策の推進<BR> ESCO事業など、エネルギーマネジメントの概要を理解することができる。<BR>第11回:エネルギー管理の事例<BR> 家庭、大学、企業などのエネルギー管理の基本を理解することができる。<BR>第12回:エネルギー消費量のデータ分析<BR> エネルギーデータを収集し、分析内容をレポートに記述することができる。<BR>第13回:エネルギーデータ分析の発表会<BR> まとめたレポートを用いて、他者にわかりやすく説明することができる。<BR>第14回:エネルギー環境教育の役割と展望<BR> 持続可能な社会の実現に向けた人づくりの推進を理解することができる。<BR>第15回:評価:総括・まとめ<BR> 講義内容に関する理解度を把握し、総括を行うことができる。