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授業科目名 土壌科学
時間割番号 L30021
担当教員名 坂本  康/西田 継
開講学期・曜日・時限 後期・木・II 単位数 2
<対象学生>
(未登録)
<授業の目的および概要>
「地球環境科学」、「生態学」、「微生物生態学」などの講義を通して習得した自然環境への理解を基に、生態系の基盤となる土壌の持つ物理的・化学的機能についてより深く理解する。さらに土壌汚染や、土壌環境の計測・評価手法についても学ぶ。なお、この科目で得た知識は、「水循環学」、「環境影響評価」、「環境計測実習」、「環境調査実習」および「環境アセスメント実習」において更に発展させる。<BR>(全15回)<BR>(坂本 康/7回)土壌の物理特性(粒度、空隙率など)、水分特性とその計測方法および土壌汚染・地下水汚染の機構について学ぶ。<BR>(西田 継/8回)土壌の化学特性(成分、電荷など)とその計測方法、自然状態または汚染された土壌中で起こる地球化学的な基礎反応について学ぶ。
<到達目標>
下記の能力を身につけることを目標とする。<BR>・環境としての土壌の役割・特徴は何かについて説明できる。<BR>・土壌の物理的特性とその測定方法について説明できる。<BR>・土壌の化学的特性とその測定方法について説明できる。<BR>・土壌・地下水の汚染と土壌の特性との関係について説明できる。
<授業の方法>
講義
<成績評価の方法>
No評価項目割合評価の観点
1試験:期末期 50  %一定以上の出席者のみに試験を行う。後半の内容について、理解度と応用力を評価するために記述式試験を行う。到達目標に示した項目に対する基本的理解度と論理性を評価する。 
2試験:中間期 50  %一定以上の出席者のみに試験を行う。前半の内容について、理解度と応用力を評価するために記述式試験を行う。到達目標に示した項目に対する基本的理解度と論理性を評価する。 
<受講に際して・学生へのメッセージ>
高校理科のさまざまな科目の基本知識が必要である。また、大学で習う地球科学、物理学、化学、生物学に関係する科目の知識も必要になる。
<テキスト>
(未登録)
<参考書>
(未登録)
<授業計画の概要>
第1回: 環境における土壌の役割(担当:坂本)<BR>授業内容:土壌の特性と環境問題との関係<BR>第2回:土壌の物理特性-1(担当:坂本)<BR>授業内容:粒度、空隙率、三相構造などの意味とその計測方法<BR>第3回:土壌の物理特性-2(担当:坂本)<BR>授業内容:水分特性、保水性などの意味とその計測方法<BR>第4回:土壌の物理特性-3(担当:坂本)<BR>授業内容:通気性、通水性などの意味とその計測方法<BR>第5回:土壌汚染とその防止(担当:坂本)<BR>授業内容:土壌汚染に関する制度と汚染の測定方法<BR>第6回:地中の汚染-1(担当:坂本)<BR>授業内容:揮発性有機塩素化合物など<BR>第7回:中間試験及び解説(担当:坂本)<BR>第8回:土壌の生成と化学成分(担当:西田)<BR>授業内容:岩石の成分と風化、腐植の生成<BR>第9回:土壌の分類(担当:西田)<BR>授業内容:日本の代表的な土壌タイプ、世界の代表的な土壌タイプ<BR>第10回:土壌中の地球化学的な反応-1(担当:西田)<BR>授業内容:土壌の結晶構造と電荷<BR>第11回:土壌中の地球化学的な反応-2(担当:西田)<BR>授業内容:土壌のイオン交換能と吸脱着現象<BR>第12回:土壌中の地球化学的な反応-3(担当:西田)<BR>授業内容:土壌微生物バイオマスと土壌呼吸量 <BR>第13回:地中の汚染-2(担当:西田)<BR>授業内容:ヒ素など健康影響物質 <BR>第14回:地中の汚染-3(担当:西田)<BR>授業内容:窒素など生活環境物質<BR>第15回:評価と総括(担当:西田)