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授業科目名 環境情報学及び実習
時間割番号 L30012
担当教員名 馬籠 純
開講学期・曜日・時限 前期・金・IV 単位数 2
<対象学生>
2年
<授業の目的および概要>
地域から地球環境にわたる環境情報の収集・処理・提供の方法を身につけるため、これらの基礎となる衛星リモートセンシング、地理情報システムを中心に、理論と応用分野の知識と基礎技能を習得する。得られた内容は、「環境モデリング及び実習」における環境モデリング分野に加え、環境情報・技術を活用する他の専門科目と応用分野に活かされる。
<到達目標>
・環境情報学の基礎について理解する。<BR>・地理情報システムを用いた基礎的な解析ができるようになる。<BR>・衛星リモートセンシングの基礎を理解し、解析ができるようになる。<BR>・得られた成果を公開できるようになる。
<授業の方法>
講義とコンピュータを利用した実習を行う。
<成績評価の方法>
No評価項目割合評価の観点
1小テスト/レポート 100  %[演習課題]   50%  評価の観点:各回の終わりに課す演習課題の回答内容により講義内容に対する理解度を評価する。 [最終レポート] 50%  評価の観点:環境に関わる総合的な解析課題を与え、その内容から講義内容の総合的な理解度と応用力を評価する。 
<受講に際して・学生へのメッセージ>
(未登録)
<テキスト>
(未登録)
<参考書>
(未登録)
<授業計画の概要>
第1回:ガイダンス<BR>環境情報学の概要と到達目標、成績評価方法などを説明する。また、必要なGISソフトウェア等のインストールを実施する。<BR>第2回:地理情報システム(GIS)概要(1):GIS概要<BR>地理情報システムの概要について学習する。また、サンプルデータを利用してGISによる表示・レイアウトの基本について学ぶ。<BR>第3回:地理情報システム(GIS)概要(2):測地系と投影法<BR>空間情報を扱う際に重要な測地系と投影法の基本について学習する。また、サンプルデータを利用してこれらの基本について学ぶ。<BR>第4回:衛星リモートセンシング概要(1):基礎理論<BR>衛星リモートセンシングの概要について学習する。また、サンプルデータを利用してリモートセンシングツールによる表示・レイアウトについて学ぶ。<BR>第5回:衛星リモートセンシング概要(2):リモートセンシングデータ<BR>衛星リモートセンシングのデータの種類および形式について学習する。また、サンプルデータを利用して各種データについての理解を深める。<BR>第6回:データ収集・作成・編集(1)<BR>データの入手方法および新規データの作成について学習する。データのダウンロードおよび新規データ作成の基本をGISの利用を通して学ぶ。<BR>第7回:データ収集・作成・編集(2)<BR>既存データから新規データを作成する方法について学習する。テーブルデータの取り込みと編集方法について学ぶ。<BR>第8回:データ収集・作成・編集(3)<BR>既存データから新規データを作成する方法について学習する。紙地図をラスタ化およびベクタ化する方法について学ぶ。<BR>第9回:ベクタ解析(1)<BR>空間検索や属性検索の基本を学習する。またテーブル結合とリレーション、集計について(単純なテーブル集計と属性編集)学ぶ。<BR>第10回:ベクタ解析(2)<BR>より高度な空間検索、属性検索について(空間的位置関係に基づくテーブル集計)学習する。 <BR>第11回:ラスタ解析(1)<BR>ラスタ解析の基本について学習する。サンプルデータを用いた実習を通して基本を学ぶ。<BR>第12回:ラスタ解析(2)<BR>ラスタ演算によるデータの生成について学習する。補完法や地形解析などの演算機能について学ぶ。<BR>第13回:3次元解析・可視化技術<BR>3次元データの作成と解析の基本について学習する。また、可視化技術を用いたプレゼンテーション・情報公開方法について学ぶ。<BR>第14回:応用解析実習(1)<BR>山梨県のサンプルデータを用いた応用解析を行う。<BR>第15回: 応用解析実習(2)気候変動<BR>山梨県のサンプルデータを用いた応用解析を行う。