授業科目名
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農業科教育法I
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時間割番号
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L21004
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担当教員名
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亀井 忠文
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開講学期・曜日・時限
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集中・(未登録)・(未登録)
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単位数
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2
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<対象学生>
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高等学校教諭一種免許状(農業)取得希望者および地域食物科学科2,3年次生
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<授業の目的および概要>
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平成25年施行新学習指導要領で教科「農業」においては、主体的に課題を探しそれを解決する能力、さらに成果をまとめて発表する能力の育成が強調されている。この科目では、まず農業教育の意義・目標や農業教育制度史、教育課程、農業教員としての在り方など高校農業教育の理論面を俯瞰する。学習指導では、農業クラブ学習の重要性を説きその手法(PDCAサイクルによるプロジェクト学習法)を導入した実際の使用に耐え得る「学習指導計画」や「シラバス」の作成など初歩的な技術を身につける。
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<到達目標>
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高等学校における農業教育の意義を正しく理解し、将来農業科教員として活躍するための理論や学習指導法および評価法に関する基本的な知識技能を身につけさせる。
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<授業の方法>
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集中講義。資料、視覚的教材などによる授業。座学を中心とする。学生にも発表の機会を与え、農業科教員として不可欠なプレゼンテーション能力を養う。
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<成績評価の方法>
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No | 評価項目 | 割合 | 評価の観点 |
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1 | 試験:期末期 | 60 % | 科目の目標への到達度を判定する | 2 | 小テスト/レポート | 20 % | 与えた課題への理解度や取り組み状況 | 3 | 受講態度 | 10 % | 出席状況、関心・意欲、受講姿勢 | 4 | 発表/表現等 | 10 % | 発表内容、プレゼンテーション能力 |
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<受講に際して・学生へのメッセージ>
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生命・食料・環境は現代の人類に共通のキーワードです。農業はこれらの根幹に関わる産業で、農業教育はこの領域の現場に携わる若者を育成するのが使命です。全国各地で十万人弱の農業高校生が日々頑張っています。未来ある彼らに夢と希望を与えるような農業教員を目指して欲しいです。
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<テキスト>
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(未登録)
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<参考書>
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- 高等学校学習指導要領解説(農業編), 文部科学省
- 厚沢留次郎, 農業科教育法, 農業図書
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<授業計画の概要>
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第1回:科目「農業科教育法I」の学習内容と履修方法<BR>第2回:序論: 農業教育の意義と目標 <BR>第3回:農業教育制度史(1)近代教育制度の創始と戦前期の農業教育<BR>第4回:農業教育制度史(2)戦後高等学校農業教育の発展<BR>第5回:農業教育制度史(3)多様な農業教育の展開と今日的課題<BR>第6回:教育課程(1)学習指導要領と教育課程の意義・性格<BR>第7回:教育課程(2)農業学科における教育課程編成 <BR>第8回:教育課程(3)教科「農業」の科目の構成<BR>第9回:学習指導(1)学習指導の意義、組織、学習形態(実験実習等)<BR>第10回:学習指導(2)農業クラブ学習の意義、組織、活動<BR>第11回:学習指導(3)学習過程と学習指導計画・シラバスの作成<BR>第12回:学習指導(4)学習指導案作成の要領 <BR>第13回:学習指導(5)学習指導案に基づく模擬授業(演習)<BR>第14回:農業科教員(1)制度と資格、組織と活動、服務と研修(付 法令)<BR>第15回:学習のまとめ: 履修者による学習成果発表
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