授業科目名
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食品栄養学
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時間割番号
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L20008
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担当教員名
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望月 和樹
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開講学期・曜日・時限
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後期・水・I
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単位数
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2
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<対象学生>
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(未登録)
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<授業の目的および概要>
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栄養の基本的概念、食品成分の栄養素としての役割、栄養素の代謝とその生理的意義を、代謝における各臓器の特徴や各臓器間の連携に焦点を当てながら学習する。さらに、人間の個体レベルでの栄養現象を、摂食行動から消化・吸収、栄養素の体内運搬および器官レベルの代謝の全体像まで体系づけて学習する。加えて、栄養と代謝性疾患の発症との関連を学習する。
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<到達目標>
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栄養学の観点から食品を考え、「食」について総合的に考える力をつけることを目標とする。
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<授業の方法>
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講義
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<成績評価の方法>
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No | 評価項目 | 割合 | 評価の観点 |
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1 | 試験:期末期 | 50 % | 一定以上の出席者のみに試験を行う。理解度と応用力を評価するために記述式試験を行う。講義内容の基本的理解度を評価する。 | 2 | 小テスト/レポート | 20 % | 習熟度を見る小テストを行う。 | 3 | 受講態度 | 30 % | 3/4以上の出席は単位取得の不可欠条件となる。授業への出席と講義ノートをとることが必要不可欠である。 |
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<受講に際して・学生へのメッセージ>
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(未登録)
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<テキスト>
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(未登録)
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<参考書>
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- 奥恒之、柴田克己編, 基礎栄養学(改訂第3版), 南江堂
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<授業計画の概要>
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第1回:栄養の概念 <BR>栄養の定義、栄養と健康・疾患、栄養素の種類<BR><BR>第2回:食物の摂取とその調節 <BR>空腹感と食欲、摂食中枢と満腹中枢、摂食調節<BR><BR>第3回:消化・吸収の基本概念 <BR>消化管の自律性、消化管ホルモン、管腔内消化<BR><BR>第4回:栄養素の膜消化・吸収 <BR>小腸における消化と吸収、栄養素別の消化・吸収<BR><BR>第5回:栄養素の機能と代謝の原理 <BR>栄養素の体内動態、臓器ごとの代謝の特徴<BR><BR>第6回:栄養素の代謝とその調節1 <BR>糖質の体内代謝、血糖とその調節、食後の代謝調節<BR><BR>第7回:栄養素の代謝とその調節2 <BR>脂質の体内代謝、脂質の臓器間輸送、コレステロール代謝<BR><BR>第8回:栄養素の代謝とその調節3 <BR>タンパク質の体内代謝と栄養価、アミノ酸の臓器間輸送<BR><BR>第9回:ビタミンの代謝と生理作用1 <BR>脂溶性ビタミンの代謝と機能<BR><BR>第10回:ビタミンの代謝と生理作用2 <BR>水溶性ビタミンの代謝と機能<BR><BR>第11回:無機質の栄養 <BR>無機質の分類と機能、カルシウム、鉄・水・電解質の代謝<BR><BR>第12回:遺伝素因と栄養 <BR>遺伝形質と栄養の相互作用、後天的遺伝子変異と栄養<BR><BR>第13回:栄養素による転写制御機構 <BR>脂溶性栄養素および水溶性栄養素による転写制御機構<BR><BR>第14回:生活習慣による代謝性疾患発症機構 <BR>過剰なエネルギーおよび脂質の摂取、消化されやすい糖質の摂取、運動不足などによる肥満、糖尿病などの代謝性疾患発症機構<BR><BR>第15回:機能性食品成分の生理作用 <BR>食後高血糖を抑制する食品成分、抗酸化食品成分、コレステロールの吸収を抑制する食品成分、腸内環境を整える食品成分などの生理作用
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