山梨大学電子シラバス>検索結果一覧>授業データ



授業科目名 生物分析化学
時間割番号 L10001
担当教員名 中村 和夫
開講学期・曜日・時限 後期・水・III 単位数 2
<対象学生>
生命工学科1年生、BT,WP過年度生
<授業の目的および概要>
分析化学の理論は正確な分析値によって築き上げられ、正しい分析操作が要求される。講義では分析化学の基礎を学ぶために化学反応式の理解、物質量の単位、試薬の命名法および調製法について学び、定性分析および定量分析の原理を理解する。さらに最も基本的な機器分析法である光吸収分析法とクロマトグラフィー法の原理について学ぶ。
<到達目標>
正確な分析データを得るための理論と分析技術を習得することを目標とする。<BR>1)分析化学の概念および基礎を理解できる。<BR>2)化学反応の内容および物質量・濃度を理解できる。<BR>3)測定装置の取り扱いと分析データの意味について理解できる。<BR>4)定性分析と定量分析の原理を理解できる。<BR>5)機器分析法の基礎を学ぶことができる。
<授業の方法>
講義の時間に質問をして理解度を高める。演習問題を課して理解を深める。分析化学の基礎概念および原理をわかりやすく説明する。機器分析の原理・法則・測定の実際についてわかりやすく講義する。
<成績評価の方法>
No評価項目割合評価の観点
1試験:期末期 45  %評価の観点:講義の理解力および応用力を問う。 
2試験:中間期 45  %評価の観点:講義の理解力および応用力を問う。 
3受講態度 10  %評価の観点:授業出席率および勉学努力を評価する。 
<受講に際して・学生へのメッセージ>
高校化学の理解および復習をしておくこと。
<テキスト>
  1. 綿抜邦彦, 分析化学 新訂版, サイエンス社, ISBN:4781909035
<参考書>
  1. 宗林由樹、向井 浩, 基礎 分析化学, サイエンス社, ISBN:97847881911557
<授業計画の概要>
1.分析化学の基礎概念(分析化学の定義、定性分析・定量分析の概要)<BR>2.分析化学と化学反応(化学反応式の意味、化学量論、試薬)<BR>3.実験器具・試薬命名法(器具の名称、試薬命名規則)<BR>4.分析化学と溶液(基本単位、%濃度)<BR>5.分析化学と溶液(モル濃度、規定濃度、試薬調製法)<BR>6.分離分析(化学的分離法、溶解度積の理解と計算)<BR>7.分離分析(物理的分離法)<BR>8.分離分析(糖・窒素定量への分離分析の応用)<BR>9.定性分析(陽イオンの系統分離)<BR>10.定性分析(有機化合物の官能基確認法)<BR>11.容量分析(水素イオン濃度の計算、中和滴定理論)<BR>12.機器分析(光吸収分析の原理)<BR>13.機器分析(ランベルト-ベールの法則、光吸収分析の実際)<BR>14.機器分析(クロマトグラフィーの原理)<BR>15.機器分析(各種クロマトグラフィーの実際)