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授業科目名
指導教員
真菌分子医工学特論
宮川 洋三
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
414090 B 2 (未登録) 1 後期 VI
[概要と目標]
真菌の一種、Candida albicans は環境に応じて酵母形あるいは菌糸形の発育(二形性変換)を示すユニークな菌種である。健康人にも棲息する常在菌でもあることから、ヒトとの関わりを菌(寄生体)側から見た場合、本菌は生体に寄生し、機に応じて増殖し(日和見感染)、組織へ侵入するための潜在的能力、環境変化への多様な適応応答機構を有しているといえる。本論ではこうした視点から、C.albicansの高感度検出法の開発等、医工学的視点もふまえつつ、本菌のヒト上皮細胞への付着因子、組織侵襲のための侵入因子等について分子生物学的観点から教授する。
[到達目標]
・本菌の生体に対する寄生性を分子論的視点から理解する。<BR> ・最近のゲノム解読データを背景に、ポストゲノムの時代としての「ゲノム創薬」の考え方を理解する。
[専攻の目標と講義の目標との関連性]
 生命工学の基礎知識に基づいた真菌の微生物学的、分子生物学特性に対する正確な理解により、本菌を中心とした現代の諸問題についての強い関心と創造的視点が構築される。
[必要知識・準備]
学部時代における微生物学、分子生物学、遺伝子工学の講義についての正確な知識(復習)
[評価基準]
No評価項目割合評価の観点
1小テスト/レポート 60  %講義内容の理解度、問題意識 
2受講態度 40  %出席点 
[教科書]
(未登録)
[参考書]
(未登録)
[講義項目]
1-4. General concept in medical mycology<BR><BR>5-8. Host-parasite relationship in mycosis, <BR> especially in Candidiasis<BR><BR>9-12. Pathogenic factors of Candida albicans<BR><BR>13-15. Molecular biology and biotechnology <BR> as a strategy for control of Candidiasis