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授業科目名
担当教員
酵素工学特論
宇井 定春
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
326520 2 (未登録) 1 前期 II
[概要と目標]
概論:酵素は、生命現象を担う最も重要なタンパク質触媒である。講義では酵素工学における最近の進歩に関して論述する。その内容は、1.遺伝子工学手法による目的酵素の大量調製2.立体構造解析と酵素機能の合目的改変業、環境関連、医療への新たな応用等である。<BR>目的:バイオテクノロジー(生命工学)においては、その直接の基幹機能物質である酵素およびその取り扱いについて熟知していることが大切である。講義およびレポート課題を通して、酵素工学の種々の分野における最新の知見を修得させるとともに、バイオ研究者や技術者に要求される酵素利用に関する応用力を育む。
[到達目標]
生命系大学院生として持つべき知識レベルに到達する。
[必要知識・準備]
生化学および分子生物学の基礎として、「リッター生化学」程度の知識を取得していることが望ましい。
[評価基準]
No評価項目割合評価の観点
1小テスト/レポート 90  %各課題の理解度 
2受講態度 10  %聴講態度 
[教科書]
  1. 文献等の配付資料を中心に講義を行う。
[参考書]
  1. 特に指定しない。
[講義項目]
1 酵素工学の概論 <BR>2 酵素の新たな調整方法<BR>3 酵素の構造と機能<BR>4 立体構造解析<BR>5 酵素の分子進化 <BR>6 酵素の機能改変<BR>7 機能改変による有用化合物生産<BR>8 固体化酵素とバイオリアクター<BR>9 固体化微生物によるアルコール類等の製造<BR>10 分析技術への応用・バイオセンサー<BR>11 酵素の新たな応用  <BR>12 酵素工学の進歩と展望<BR>計15回で行う。