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授業科目名
担当教員
大規模数値計算特論
鈴木 智博
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
323060 2 (未登録) 2 前期 III
[概要と目標]
近年の計算機シミュレーション技術の発展は、科学技術計算の大規模化によるところが大きい。<BR>コンピュータの演算能力、記憶容量が増加していることが大規模な問題を扱えるようになった要因であるが、高性能コンピュータで大規模な科学技術計算を行なうにはその利用技術が必要である。<BR>高性能コンピュータ用に最適化された副プログラムを組合せることにより、比較的手軽にその能力を引き出すことができる。<BR>また、大規模な問題を扱うには、そのための計算アルゴリズムの知識が必要である。<BR>本講義では、様々な大規模科学技術計算を行なうための技術と知識の習得を目標とする。
[到達目標]
大規模な科学技術計算向けのアルゴリズムを理解し、実際にプログラミング言語で実装できる能力を習得する。
[必要知識・準備]
線形代数の知識と C または C++ 言語のプログラミング能力を必要とする。
[評価基準]
No評価項目割合評価の観点
1小テスト/レポート 100  %ブロック化 LU 分解:40%、大規模対称行列 ICCG 法:60% 
[教科書]
(未登録)
[参考書]
  1. J. W. Demmel, Applied Numerical Linear Algebra, SIAM, ISBN:0898713897
  2. 櫻井鉄也, MATLAB/Scilab で理解する数値計算, 東京大学出版会, ISBN:4130624504
[講義項目]
1. ガイダンス<BR>2. BLAS<BR>3. 4. 5. 連立一次方程式の直接解法<BR>6. 従属ノルムと条件数の性質<BR>7. 8. 対称行列に対する連立一次方程式の解法<BR>9. 10. 連立一次方程式の反復解法<BR>11.12.13.14. 大規模疎行列向け反復解法<BR><BR>適時、KKI システムで実習を行なう。