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授業科目名
担当教員
数値流体力学特論
山本 義暢
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
321081 2 (未登録) 1 後期 I
[概要と目標]
各種流体工学分野の設計・解析においては、数値流体力学の重要性が増している。流体運動の基礎方程式であるナビエ・ストークス式を時間・空間に離散化し、コンピュータ上で数値解を求める手法は数値流体力学と呼ばれる。<BR>本講義では、流体物理現象を捕らえるための離散化手法・数値計算アルゴリズム、安定な数値解を得るための安定性解析について説明する。また併せて、最新の研究トピックを紹介する。本講義の最終目標は、数値流体力学を活用する上で重要となる、適切な数値計算手法の選択、時間・空間分解能の設定に関する基礎知識の習得である。
[到達目標]
1.基礎的な離散化手法、時間積分方法を理解し、習得する。<BR>2.高精度あるいは安定な数値解を得るための条件設定方法を理解し、習得する。<BR>3.物理現象に最適なアルゴリズムの選定方法を理解する。<BR>4.数値解の精度,妥当性を自ら判断できるようになる。
[必要知識・準備]
流体力学及び数値計算の基本事項を理解していることが望ましい。
[評価基準]
No評価項目割合評価の観点
1小テスト/レポート 80  %講義内容に関連する課題(理解度・習得度を評価) 
2発表/表現等 20  %レポート課題のプレゼンテーション(理解度・習得度・発表技術を評価) 
[教科書]
(未登録)
[参考書]
  1. C. Canuto et al., Spectral Methods in Fluid Dynamics, Springer-Verlag
  2. 梶島岳夫, 乱流の数値シミュレーション, 養賢堂
  3. 木田重雄,柳瀬真一郎, 乱流力学, 朝倉書店
[講義項目]
第1回:流体力学の基礎方程式<BR>第2回:離散化(1)<BR>第3回:離散化(2)<BR>第4回:時間積分<BR>第5回:偏微分方程式(1)<BR>第6回:偏微分方程式(2)<BR>第7回:精度と安定性<BR>第8回:非圧縮性流体解法(1)<BR>第9回:非圧縮性流体解法(2)<BR>第10回:圧縮性流体解法<BR>第11回:乱流解析(1)<BR>第12回:乱流解析(2)<BR>第13回:並列計算<BR>第14回:課題発表<BR>第15回:課題発表/総括とまとめ