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授業科目名
担当教員
品質管理概論
渡辺 喜道
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
277020 2 FG 4 前期 III
[概要]
品質の高い製品を生産するためには,統計的に管理されたプロセスに基づいてものづくりを行わなければならない.本講義では,統計学に基づいた品質管理手法である統計的品質管理について講義する.
[具体的な達成目標]
(1)品質および管理の基本的な考え方を理解する.<BR>(2)統計的方法を用いた品質管理を理解する.<BR>(3)職場の様々なデータの統計的扱い方を理解する.
[必要知識・準備]
特に必要とする知識はないが,統計学やデータ解析の基礎的知識があることが望ましい.
[評価方法・評価基準]
No評価項目割合評価の観点
1試験:期末期 50  %工程データ解析,検査,分散分析,多変量解析,職場の改善・管理と統計的方法の基礎的知識を確認する. 
2試験:中間期 50  %統計的方法の基礎と相関,回帰,検定と推定の基礎的知識を確認する. 
[教科書]
  1. 鐵健司, 新版 品質管理のための統計的方法入門, 日科技連出版社, ISBN:4817103426
[参考書]
  1. 大滝厚編, 品質管理の演習問題と解説 QC検定試験2級対応, 日本規格協会, ISBN:9784542503519
  2. 仁科ほか, 近代品質管理, コロナ社, ISBN:4339023930
  3. 新藤久和, 初心者(学生・スタッフ)のためのデータ解析入門, 財団法人 日本規格協会, ISBN:9784542601093
  4. 山田秀, TQM品質管理入門, 日本経済新聞社, ISBN:4532110904
[講義項目]
(01)序論(品質管理の意義,品質の認識,品質管理活動の体系,統計的品質管理の考え方)<BR>(02)データとそのまとめ方<BR>(03)統計的方法の基礎<BR>(04)計量値の検定と推定<BR>(05)管理図<BR>(06)相関と回帰<BR>(07)計数値の検定と推定<BR>(08)統計的方法の基礎と相関,回帰,検定と推定の総括評価・まとめ<BR>(09)工程データ解析<BR>(10)検査<BR>(11)分散分析(1) (一元配置,二次元配置)<BR>(12)分散分析(2) (三次元配置,推定)<BR>(13)多変量解析<BR>(14)職場の改善・管理と統計的方法<BR>(15)工程データ解析,検査,分散分析,多変量解析,職場の改善・管理と統計的方法の総括評価・まとめ
[教育方法]
作成した資料を使って講義する.
[JABEEプログラムの学習・教育目標との対応]
《コンピュータ・メディア工学科 コンピュータサイエンスコース》
(A)情報処理技術者としての自らの活動が自然や社会,人に与える影響を理解し,問題解決にあたることができる知識と技術,およびコミュニケーションスキルを習得する
《コンピュータ・メディア工学科 情報メディアコース》
(A) マルチメディア情報ネットワーク技術に習熟した情報処理技術者としての基盤となる基礎的素養及び基礎的スキルを修得する。
[その他]
一般財団法人日本規格協会が主催する「QC検定」の3級以上を受験して合格した場合は,級に応じて成績に加点する.「QC検定」に関する詳細は,<BR><a href="http://www.jsa.or.jp/kentei/qc/qc-top.asp">QC検定からのお知らせ</a>を参照してください.