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授業科目名
担当教員
環境調査分析学
西田 継
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
274371 2 CL 3 後期 II
[概要]
環境汚染機構の解明や、環境保全のための計画・対策を立てるためには、発生源、汚染現象、環境影響の程度を正確に把握する必要がある。このためには計画的かつ適切な調査(モニタリング)を実施し、その結果に対して適切な解析(影響評価)を行う必要がある。この講義では、環境の現況を把握し、影響の発生機構の解明と環境保全に必要な調査・分析法、現象の解析法を学ぶ.さらに,環境アセスメントと法律の関係、環境リスクについて説明できることを目標とする.
[具体的な達成目標]
1.大気、水、土壌などの環境汚染の事例に対して、評価指標と基準値の設定の関係を説明できる。<BR>2.環境影響の程度や発生源、発生機構を知るための調査・分析法、解析法を理解している。<BR>3.環境アセスメントの意義と概要を理解し、法律との関係を説明できる.<BR>4.環境リスクの意味を理解し、簡単な計算ができる.
[必要知識・準備]
環境科学における基礎から応用への入門編と位置づけられる。環境化学及び演習、環境生態学を履修していることが望ましい。
[評価方法・評価基準]
No評価項目割合評価の観点
1小テスト/レポート 80  %環境問題に関する理解の正確さ、論理性、考察の独創性、文献調査 
2受講態度 20  %環境問題に関する関心の高さ、議論の技術 
[教科書]
(未登録)
[参考書]
  1. 水質調査法, 丸善, ISBN:4621040227
  2. 水の分析, 化学同人, ISBN:4759809910
  3. Environmental Monitoring and Characterization, Elsevier, ISBN:0120644770
  4. 図説 環境科学, 朝倉書店, ISBN:4254160275
  5. 環境アセスメント, (財)放送大学教育振興会, ISBN:4595842384
[講義項目]
1.環境調査とは<BR>2.環境調査計画<BR>3-4.大気調査の実際<BR>5-6.水質調査の実際<BR>7-8.生態調査の実際<BR>9.環境アセスメントの背景<BR>10.アセスメントとは何か<BR>11.アセスの事例<BR>12.日米の制度と課題<BR>13-14.環境リスク<BR>15.評価:総括・まとめ
[教育方法]
理解を助けるため、手法や事例の解説には記録映像を用いる。
[JABEEプログラムの学習・教育目標との対応]
《土木環境工学科》
F.問題の把握および解決能力
 社会基盤や環境整備の設計・計画などにおける問題・課題を的確に把握し、その解決に専門基礎科目で習得した知識・技術を応用できる能力を身に付ける。
[その他]
特になし