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授業科目名
担当教員
地域計画
大山  勲
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
274210 2 (未登録) 3 前期 IV
[概要]
本講義で扱う地域は、都市から農山村漁村までを含み、さらに国土全体から比較的身近な生活空間までを含んでいる。そしてその地域における社会基盤整備および環境保全とその上で展開される地域の産業、経済、社会・文化等の諸活動の振興と持続のための計画立案および施設デザインおよびそれらの実現の方法・理念を学ぶ。<BR>本講義は2年後期の「都市計画」を基礎知識とする応用編と位置づけている。
[具体的な達成目標]
都市計画で学んだ法定都市計画を基礎として、<BR>■地域計画に係わる関連計画・個別計画を理解する<BR>■都市や社会基盤施設のデザイン技法を理解する<BR>■計画策定に関連した技法を習得する。特に、調査、会議やワークショップの進め方、議論のまとめ方などの合意形成のためのコミュニケーション技術を理解する。
[必要知識・準備]
必要知識(事前に履修すべき講義)<BR>■2年後期の「都市計画」で学んだ知識は必須。<BR>■土木環境科学実験で学んだ知識があれば望ましい。
[評価方法・評価基準]
No評価項目割合評価の観点
1小テスト/レポート 70  %問題の把握および専門知識の応用力 
2発表/表現等 30  %問題解決能力およびコミュニケーション能力 
[教科書]
  1. 加藤晃 他, 都市計画概論 第5版, 共立出版, ISBN:ISBN:432007405X
[参考書]
(未登録)
[講義項目]
1.イントロダクション<BR>2.関連計画・個別計画ー1(国土計画)<BR>3.関連計画・個別計画ー2(都市計画区域外の土地利用調整計画)<BR>4.関連計画・個別計画ー3(都心再生とまちづくり三法)<BR>5.関連計画・個別計画ー4(景観緑三法と景観計画)<BR>6.関連計画・個別計画ー5(防災と土地利用計画)<BR>7.デザインの技法ー1(居住環境と道のデザイン)<BR>8.デザインの技法ー2(公園緑地、集落・田園、川と水路のデザイン)<BR>9.デザインの技法ー3(新しい都市のデザイン:環境都市、コンパクトシティ、観光)<BR>10.計画策定の技法ー1(計画の実際)<BR>11.計画策定の技法ー2(地域を把握する)<BR>12.計画策定の技法ー3(地域を分析する)<BR>13.計画策定の技法ー4(まちづくり技法)<BR>14.計画策定の技法ー5(まちづくりの現場) <BR>15.評価:総括・まとめ<BR>(  )内の内容は前後することがあります
[教育方法]
講義と調査・計画レポート課題を中心に授業を進める。実際に地域を観察し自身で分析・計画をおこなうことで地域計画は理解できるので、調査・計画レポートを課す。講義ではできるかぎり各地の実践事例を紹介する。それによって具体的な技法の知識を深めるとともに、計画技術を使う者の備えるべき、哲学・思想・倫理のあり方を考えてもらいたい。<BR> なお、屋外での講義をおこなうかもしれません(このとき受講者と相談の上でV時限を補講にあてるかもしれません)資料を講義の数日前に配布するので、その予習をおこなうこと。講義後は関連する項目を教科書・参考書で調べて復習し学んだ内容を整理すること。
[JABEEプログラムの学習・教育目標との対応]
《土木環境工学科》
F.問題の把握および解決能力
 社会基盤や環境整備の設計・計画などにおける問題・課題を的確に把握し、その解決に専門基礎科目で習得した知識・技術を応用できる能力を身に付ける。
[その他]
特になし